江戸末期に日本には写真術として伝わって来た写真だがヨーロッパにおいても実用化された直後だと言う。
ヨーロッパやアメリカから写真術が伝わり日本人も学び発信者となった。
その後、カメラを作り始めた。ドイツカメラに打ちのめされ紆余曲折はあったがオリンピックの報道カメラマン席は日本カメラのオンパレードになるまで席巻した。
レンズ加工の勝利なのだ。またカメラは精密機械加工の勝利なのだ。20世紀後半には色々なシステムを自動化する。物理的な克服の集大成がカメラ➡︎その後のデジタル化にも対応する。21世紀初めのデジカメブームだ。
対してアメリカのApple社ジョブズが新しい電話と言ったスマホが光学的な弱さをCPUの圧倒的な計算能力で写真を作り出す技術を磨いた。つまりは人が見る能力を機械化したものが新しいカメラとなった訳だ。演算結果を加工して背景をぼかしたり不要な写り込みを消したりする時代になった。写真は真を写すでは無くなった訳だがどうやら人の見る能力を人工的に創り出す方に軍配が上がった。
長い間物理的な技術開発に力を入れていた日本もその方向も視野に入れて写真術をさらに昇華する時代に舵を切っているようだ。