旅してマドモアゼル

Heart of Yogaを人生のコンパスに
ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

26 Agosto 1997 , Pisa

2006-06-10 | 海外旅行記(2000年以前)
たっ、たっ、倒れる~っ!!

とまあこんなカンジで写真を撮るのがここでの「流行」だとか?

またまたひさしぶりのイタリア旅行記です。
ピサの街がどの国にあるか知らない人でも、ピサの斜塔の姿については写真とかで一度くらいは目にしたことがあると思います。

いちおう、ピサの街とはどんなところか、さらっと説明を。
ローマ時代に海港として栄えたピサ、中世には北のヴェネツィア、ジェノバとともに海の共和国として地中海に君臨して勢力を伸ばしました。
CMで妻夫木君と共演している「それでも地球は回っている」で有名なガリレオが医学を学んだピサ大学もあって、今も科学・数学の名門大学だそうです。
ていうか、そんな大昔からある大学なのかー(大学OBがガリレオだよ?)

1063年のパレルモ海戦(ピサの艦隊がサラセン軍に勝利)を記念して造られた壮大な大聖堂のその後方に建っているのが、ピサの斜塔。
1173年に着工されたのですが、地盤沈下のために工事が中断。
その後、塔の中心軸をずらしたりして工夫を凝らし、14世紀後半にようやく完成。
その高さ約55メートル。以前は294段のらせん階段を伝って頂上に上れたのですが、現在は上れません。入場禁止!です。
まあ、ここ数年は空前の観光ブームですから、来る人間がワサワサ上ったらヤバいことになるでしょうけどね。

てなわけで次は、フィレンツェへ向かいます。

つづく!

25 Agosto 1997 , Venezia(6)

2006-05-29 | 海外旅行記(2000年以前)
またまたひさしぶりのイタリア旅行記。

写真はヴェネツィアのシンボル、リアルト橋。
大運河Grand Canalのちょうどほぼ真ん中にあって、橋の両側にはお店がいっぱい並んでいます。
両側というか、橋の上にあるわけなのですけどね。
ちょっと写真では分かりにくいかと思いますが、橋の上には端から端までお店が並んでいるのですよ。
お店がいっぱいあるということは、人もいっぱいいるということで……
人込みにはこの方たち。スリもたくさん。
お店の品物に気を取られて橋を渡っていると……バッグの中をご用心。

橋の上にあるお店で、アンティークもののカメオを買いました。
本当は自分用に購入したんだけど、今では母のものに。

素敵なヴェネツィアを後に、次はあのピサへと向かいます。

25 Agosto 1997 , Venezia(5)

2006-05-24 | 海外旅行記(2000年以前)
写真は、これもサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会からの風景だったかと。
運河の向こうに見えるのはリド島。
カジノで有名な島なので、夜、ヴェネツィアから船で訪れる人も。

余裕がね、あればね、行きたかったんだけど。
かなしきツアー客。
宿泊したホテルはここの島じゃなくて、メストレ(本土)だったし。
(ホテルについては不満たらたら…この旅行を境に以後ツアーはやめました)

ま、団体行動ですから? 集合時間厳守、勝手な行動は慎むように。


さて。
水の都ヴェネツィアを訪れて思うのは、都市開発の是非だったりします。

……急にマジメな話だよ?

東京でも最近になってやっと「江戸への回帰」みたいなテーマを打ち出して、首都高の移転に日本橋の復活だとか江戸情緒の振興だとか、いろいろやろうとしているようですが、どう考えても「遅すぎじゃね?」と思うわけですよ。

一度建ってしまったものを壊すのには、作る時以上のパワーが必要なわけですよ。
首都高の移転だって、そもそも用地買収がめんどくさいから、もとい、五輪まで時間がなかったので、所有権のない川の上に作っちゃったわけで、それからン十年。
これだけ密集した都心のどこに首都高を移転させるつもりなんでしょうかね。
移転先の候補地にあたるビルの所有者の方には戦々恐々ですよ?

前に石原都知事が、都庁の展望台から見た東京の街を「汚い」と評したことがありますが、ほんとに同感です。
たしかに、ここ数年の間に「部分的に」美しく整備された街はいろいろありますが(私の勤め先の丸の内もそうだけど)、ほんとにごく一部だよね?
ていうか、企業の所有地とか力関係で開発しやすかった場所だけ?

狭いところに無節操に建ち並ぶ無機質で美的センスのかけらもない大小のビル群を見ると、「東京に外国からの観光客を呼ぼう!」などとよく恥ずかしげもなく言えるなと。
イタリアとかフランスとかヨーロッパに「街づくりの参考のため」視察などといって、いったい何を学んできたのかと。

……ま、こんなとこで吼えててもしょうがないんですけど。

ていうか、ここまで巨大化した街をゼロからスタートなんてムリだけどね。

25 Agosto 1997 , Venezia(4)

2006-05-20 | 海外旅行記(2000年以前)
世界の大広間、サンマルコ広場。

という形容がほんとにふさわしいと思える風景です。
この写真は、サンマルコ広場の向かいにある、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島に建つサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の鐘楼から写したもの。

ヴェネツィアが世界の商業貿易の中心地だった時代の面影が、そのまま残っているかのよう。…ほんとに素敵な街です。

地球の温暖化の影響で海水が年々上昇し、水路にめぐらされたこの街も危機に瀕しています。
水浸しになった街の中を、靴を脱いで歩く人々を見て、街そのものが世界的遺産であるこのヴェネツィアが、いつしか水中に没してしまうのではないか、そんな焦燥にも似た思いに囚われました。
温暖化の原因になりそうなものはなるべく使わないようにと心がけながらも、これはやっぱり国家的な対策を講じてもらわないとなーとも思います。

クールビズ 笑ってられない 時代来る  

25 Agosto 1997 , Venezia(3)

2006-05-18 | 海外旅行記(2000年以前)
お約束のサン・マルコ寺院です。

街の守護聖人、聖マルコを祭る「黄金の教会」。
ロマネスク・ビザンチン様式で、内部はモザイクや金箔で飾られています。
黄金の衝立「パラ・ドーロ」や、ビザンチン帝国の遺品が展示されている宝物館が見ものです。

……といっても、あまり記憶に残ってないんですよね。
ヴェネツィアは確かに美術品の宝庫ではあるのですが、そういう何か目に見えるモノではなく、この街の空気というか佇まいというか、いわゆる街そのものに魅了されたんですね。
2日間しかなかった滞在をほんとに心から惜しんだ場所です。

なので、まだまだヴェネツィア紀行はつづきます。

25 Agosto 1997 , Venezia(2)

2006-05-17 | 海外旅行記(2000年以前)
イタリア旅行のヴェネツィア編のつづき。

写真の場所はサン・マルコ広場。
サン・マルコ寺院やドゥカーレ宮殿など、観光名所が建つヴェネツィアの中心的広場。
あの皇帝ナポレオンも「世界で最も美しい空間!」と叫んだそうです。
……私も同感です。

なにしろ、このときの旅先で一番気に入った街は、ここヴェネツィア。
私より前にイタリアに旅行した友人は「フィレンツェが一番よかった」
と言っていたのですが、うーむ…フィレンツェは……うーむ!

ま、いいや。フィレンツェの話はあとで出てきますから。

とにかくフィーリングがぴったり合ったのはヴェネツィアだったのですよ。
イタリアの中で一番住んでみたい街です。

さて。
ドゥカーレ宮殿はもちろんツアーの見学コースに入っていまして。
ここは、ヴェネツィア共和国の最高権力者であった総督が住み、立法・行政・司法の中心だった建物です。
総督の居室や執務室などの各部屋には、ヴェロネーゼらのヴェネツィア派の画家たちの見事な絵画が飾られています。
そのなかでも、2階の大評議室を飾るティントレットの大作「天国」は、7.45m×24.65mという最大のカンヴァス油絵。
目に入った瞬間に(入る大きさではないですが)圧倒されます。
フツーありえない大きさだよね?
高さ7.45mって何階建てだよ?

明日はサン・マルコ寺院の写真をお届けします。

※ヴェネツィアは素敵な写真がいろいろあるんですよー
 なので、ヴェネツィア編、しばらくまだまだ続きます(笑)

25 Agosto 1997 , Venezia

2006-05-14 | 海外旅行記(2000年以前)
ついにやってきました水の都ヴェニス。

ラグーナに点在する100以上の島々からなる水上都市です。
その中心のヴェネツィア本島には150もの運河が巡り、400を超える橋が街を結んでいます。
ヴェニスのメイン通りともいえるGrand Canal(大運河)沿いには、共和国時代の歴史ある館が建ち並び、往時の栄華を物語っています。

ヴェネツィア本島に到着してすぐにゴンドラ・セレナーデ・ターイム!!
Gondola Servizio! Wao!ロマンチーック
……って、早朝っすよ?
朝っぱらから、いきなりロマンチックな気分になれったって無理でしょうが。

とにかくこの日はバカみたいにいい天気で。
朝から朝陽がサンサン
もう太陽の光がまぶしいまぶしい

まあこれがツアー客の宿命なのでしょう。
大勢の人数をまとめてセレナーデするには、まだ普通の観光客が来ない早朝が狙い目なわけですよ。

でもなんだかねー
朝っぱらから、たくさんのゴンドラが行き交ってて、それぞれすれ違い時に手を振ったり、写真を撮ったりしてますから?
カップルでうっとり…というような感じではないかもですよ。
狙うなら、サンセットの時間でしょう

24 Agosto 1997 , Padova

2006-05-13 | 海外旅行記(2000年以前)
同じ日、ヴェローナを後にして向かった先は、中世がそのまま残ったような街、パドヴァ。
ここパドヴァは、学生の街とも呼ばれている学術と文化の都市。
13世紀創立のパドヴァ大学では、かつてあのガリレオが教鞭をとり、ヴェローナの街でもお見かけしたダンテやペトラルカらが学んだという。
また、この地で没した聖アントニオを祭る、サンタントニオ教会はイタリアでも有数の聖地なのです。
←ここがサンタントニオ教会。
イタリアで最も重要な巡礼地のひとつ。
聖アントニオは様々な奇跡(様々ってなんだよ?)を起こし、1231年にこのパドヴァの地で没しました。

ちなみに、イタリアはバチカンを擁するお国ですので、バリバリのカトリック国です。
なので、教会はとーっても神聖な場所。
短パン、タンクトップでは入れませんので気をつけましょう。
(入り口で係の人に止められます。団体旅行だろうと関係なし)
スカーフを1枚持っていると重宝します。(ホテルとか、冷房がやたらと効いてる場所もありますし、いろいろと便利です)

24 Agosto 1997 , Verona(2)

2006-05-10 | 海外旅行記(2000年以前)
ひさしぶりのイタリア旅行記です。

写真はヴェローナのシニョーリ広場。
ここは歴史的建造物に囲まれた広場です。
広場の中央に立つダンテの像の右手側にあるのは、12世紀のラジョーネ宮とランベルティの塔。
ラジョーネ宮は、現在ではヴェローナの市庁舎として利用されています。
その反対側にあるのは、ルネッサンス期の旧市議会、そしてダンテ像の正面にある館は、ダンテやジョットが招かれたこともある14世紀のスカリジェレ家の邸宅です。ここもまた現在、県庁舎として使われています。

ちなみにダンテの名前がやたらと出てきますが、それはかつてダンテがここヴェローナに長く滞在していたことから、ダンテ縁の地でもあるんですね。

さて。ヴェローナから、次はパドヴァへ向かいまーす

つづく!

24 Agosto 1997 , Verona

2006-05-03 | 海外旅行記(2000年以前)
GW後半の初日は、イベント主催者や行楽地の経営者たちが大喜びするほどの、好天気ですね!
抜けるような青空に新緑がまぶしいまぶしい。
私もあとでフィトンチトッドを浴びてこようかと。

そのまえに、イタリア旅行の続きを。

ミラノの次に向かったのは、古代ローマから中世まで北イタリアの要衝として栄えてきた街、ヴェローナ。
アディジュ川が流れる旧市街には、ローマ時代の遺跡や13~14世紀のスカリジェレ家の城や教会が点在して、歴史が感じられる趣のある街です。
写真は、アディジェ川にかかるスカリジェロ橋とカステルヴェッキオ城。

ちなみにヴェローナと聞いて、半分以上の人はその名前に聞き覚えがあるかもしれませんが、日本でも知らない人はいないでしょう、シェークスピアの「ロミオとジュリエット」の舞台でもあるんですねー
ロミオとジュリエットの話は、シェークスピアの創作ではあるのですが、昔から人が思いつくことは変わらないといいますか、ここヴェローナには「ジュリエットの家」があるんです。
しかも、「おお、ロミオ、ロミオ。なぜあなたはロミオなの」とジュリエットが嘆くバルコニーまでしっかりあります。
もちろんここは中に入れるので、観光客の誰もが、バルコニーから身を乗り出してジュリエット気分を味わっているのが楽しめます(笑
←写真の右上方に見えるこじんまりとしたバルコニーがそれ。
ご夫婦やカップルで行かれたときには、お互いロミオとジュリエットになって、誰かに写真やビデオを撮ってもらいましょう。
…そう。旅の恥はかきすて…
あとで見ると、かなり恥ずかしいかもしれませんが。

ちなみに左側の私と一緒に写っているのは、ツアーで一緒だった当時高校生のKちゃん。9年後の今は、社会人としてバリバリ働いているのでしょうかねー

次もヴェローナからお届けを

つづく!