Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ブータンのコロナ事情

2020-07-01 10:36:53 | ブータン

あるご縁から日本ブータン友好協会会報の6月号をいただいた。

トップ記事の一つは王様に第二王子が誕生、というものだが、中に首都ティンプー在住の方の近況報告があって、これがすこぶる興味深い。

ブータンはインドと接していることもあって3月の頭には国境を閉鎖、それでも中東などからの帰国者から6月中旬までに67人の新型コロナ感染者が出たとのこと。
幸いにして死者は0だそうだが、学校も早々に閉鎖になったそう。

驚くのはその先で、学校に通えない生徒たちのために国営ラジオやテレビを通じてオンライン授業が実施され、SNSを通じて毎日宿題が送られてくるとか。
しかもデータ受信の経済負担を軽減する為に、生徒対象のデータ通信割引サービスまであるのだそうだ。

さらに4月中旬からは追跡アプリが導入されて、市場にもQRコードをスキャンして入場するとか。

思えば初めてブータンに行ったのは1996年。その時にはまだテレビ放送さえ始まっていなかった。
最後に行ったのは2008年で、その時でも携帯電話を持っている人はほとんどいなかったと思う。

首都と田舎ではだいぶ事情も違うだろうが、それでも奥地の村でスマホを持っている人に出会っても今やもう驚くにはあたらないのだろう。

周回遅れとか言われながら、ブータンはある意味もう日本を追い抜いてしまったよう。
自由に動けるようになったら、久しぶりにブータンに行ってみようか。


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コメント (7)
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