3月2日 続き
ホイアン旧市街の周りには金色のシャトルが走っているが、中心部は車両乗り入れ禁止。
その中心部に入場料が必要なわけではないが、有名な建物に入るにはチケットが必要なので、まずは観光案内所で5枚つづりの券120,000ドン(約720円)を買う。
旧市街にいくつもある中国風の廟を覗きながら少し行くと
ホイアン市場が現れた。
入った一番手前は食べ物の屋台エリア。
例のごとく、米粉を使った料理がいろいろ並んでいる。
その先は土産物や乾物の店が並び
建物を突き抜けた先には野菜などローカル向けの店がある。
入った方に戻って一番にぎやかそうなチャンフー通りを行くと
屋根にペンペン草も生える古い家が並んで、1階はほとんど土産物屋になっている。
チケットがあるのでこの通り沿いの貿易陶磁器博物館に入ってみる。
ホイアンは16世紀以降、中国や日本とヨーロッパの貿易の中継地として栄えたということで
難破船から引き揚げられた陶磁器が少し並んでいるが
それよりは奥に長く中庭のある家の造りがペナンなどにある華僑の家と同じなのが興味深く
2階のベランダから外を眺めると道が観光客で大賑わいなのが見える。
お向かいにあったのは築380年というクァン・タン旧家。
ここも造りは同じで、旧家らしく先祖を祀った祭壇がいくつも。
16世紀には日本人街もあったホイアンだが、鎖国令で日本人が引き揚げた後は中国人がほとんどの町になったのだとか。
さらに進むと家の壁は黄色に統一されて
造りもちょっと西洋風が入ってくる。
そして突き当たったのは現在修復作業中の来遠橋、通称日本橋。
この辺り、一段と観光客が多いが、チケットを使って橋を囲む足場に上ってみると
瓦もすべて外されて思った以上の大修復。これは完成まで何年もかかりそうだ。
これでチャンフー通りは一通り歩いたが、土曜のためか、とにかく人が多くてうんざり。
脇道に入るとちょっと静かな一画もあったが
川沿いに出てみると向こう岸に渡る橋も人でぎっしり。
ここも街中同様、ツアー客を乗せたシクロが列を作って走って行くが、警笛やベルなど付けることを禁止されているのか、運転手が口で「ピーピー」などと言いながら行くのがおかしい。
人疲れしてしまったので一度ホテルに帰ろうと歩いていると、マンゴーケーキなるものを売っているおばちゃんがいた。
大福にそっくりなものが一つ10,000ドン、これは中にマンゴーが入っているに違いない、と2つ買うと、おばちゃん機嫌よくカメラにVサイン。
ところがホテルで中を割ってみると
マンゴーはどこ?お餅の中は黒糖とピーナッツ!
しかしこれ、おばちゃんがだましたわけではなく、形がマンゴーに似ているから「マンゴーケーキ」というホイアン伝統菓子だとか。
びっくりしたけど、おいしかったから良しとしよう。
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