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EX-FR100はインターバル撮影がしやすいカメラであり、カエサルの場合、99%以上がインターバル撮影になっているのだけど、今回は、シャッター撮影をする場合の話を書きたいと思います。
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1枚目(左上)の写真はともかく、2~4枚目のような写真を普通のカメラで撮るためには、立ち上がったり、しゃがみこんだりしなければなりません。ふつう、そんなことまでしてタバコの写真を撮ろうとは思わないわけです。
それに、4枚目(右下)のような写真を普通のカメラで撮る場合、被写体が撮影者の影になってしまい、光の加減が変わってしまいます。
EX-FR100では、普通のカメラとはちょっと違うシャッター撮影ができるということになります。
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写真は、カメラとコントローラーを合体した状態でのシャッター撮影の様子を示したものです。ふつうのコンデジ、ミラーレス、スマホなどでの撮影と同じです。
ちなみに、この写真でのコントローラーにはカメラがついていません。カメラは、ヘッドバンドで額のところにつけています。
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片手にカメラ、片手にコントローラーというスタイルになります。左側から撮りたいときは左手でカメラを持ち、右側から撮りたいときは右手で持つことになります。
レリーズボタンはカメラとコントローラーの両方についているので、どちらを押してもかまいません。また、画面をタップしてもかまいません。
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こうした撮影、実は、けっこう難しいのです。ちょっと構図を変えたいとき、カメラを持った手をどのように動かせばよいのかわからなくなったりするのです。
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「リモートでウェアラブル(額)でのシャッター撮影」ということになるでしょうか。名前はややこしいですけど、構図を決めるとき、感覚的に首を動かせばいいだけなので、かなり楽です。
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こういう写真が、椅子に座ったままで撮れるというのは凄いと思います。被写体が撮影者の影にならないというのもいいと思います。
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撮影意図(構図の狙い)としては、アイスコーヒー・うどん・サラダ・肉など、一通りのものを画面に収めながら、かつ、パースペクティブをギンギンに効かせたものを撮りたいと思っていました。その通りの写真が撮れたと思いますけど、前にも書いたように、カメラを持つ手の動かし方が難しいです。ちょっと構図を変えたいとき、カメラをどのように動かせばよいのかがわからないのです。
一口に「カメラを動かす」と言っても、「前~後・左~右・上~下に動かす」「右前~左前・右上~左上・上~下に傾ける」という12通りがあることになります。「リモートでウェアラブル(額)でのシャッター撮影」ならば、そういうことが感覚的にできちゃうんですけどね。
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ストラップのかけかたなどの話です。
左上は、いつものストラップのかけかたです。
右上は、いつもと同じかけ方なんだけど、カメラの持ち方を逆にしました。
左下は、かけ方を反対にしました。
右下は、かけ方を反対にし、かつ、カメラの持ち方を逆にしました。
それぞれ、一長一短があります。カメラと合体させたときに使いやすいのは左上、コントローラーを操作するときに使いやすいのは左下ということなると思います。でも、いちいちストラップをかけかえるのはめんどうなので、カメラの持ち方を変えることで対応したりしています。
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一眼レフで同じようなことをやってみました。カメラを逆さまにする。ストラップをクロスさせる。なんと、まあ、バカなことをやっているのでしょう。
でも、EX-FR100では、こういうことが実用的だったりします。日々、発想の転換を強いられています。
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