昨日の「恐怖の夜」を含めて、「夏の思い出」シリーズということにしてみました。しばらく続く予定です。
第2回となる今回は「セミ」です。
8月9日の夜、部屋の中にセミが入って来たんですよ。
机の脇のスチールラックに置いてある、眼鏡とか腕時計などを入れておく籠の中に飛び込みました。
「袋の鼠」ではなく「籠の鳥」でもなく「籠の蝉」というところで、セミとしては逃げにくいわけですけど、いろんなものがゴチャゴチャと入っている籠なので、捕まえる側としてもちょっともたいへんです。
このセミ、おとなしくしているときはおとなしいのだけど、騒ぎ始めると、うるさいのです。羽根をバタバタさせながら鳴きまくります。
アブラゼミだと思います。アブラゼミっていうのは、その鳴き声が油物をあげるときの音に似ているからアブラゼミらしいです。ジージージージー、騒音以外の何物でもありません。至近距離で聞くと、とんでもないです。
そのことがなければ、自然に死んじゃうのを待って、それから捨ててもよかったんですね。
直接手で捕まえるのはちょっと怖かったので、レジ袋を使って捕まえました。この後、ベランダから外に逃がしました。
セミは成虫として地上に出てきてからは1週間しか生きられないから・・・などという思いがあったんですけど、ネットで調べてみたら、この話、セミの飼育が困難であることから生まれた俗信なんだそうです。自然下では、1ヶ月くらい生きるみたいですね。
これやこの 行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関(蝉丸)
セミつながりで思い出してしまったので、蝉丸の歌を書いてしまいました。
書いてしまってから思ったんですけど、これ、「行くも帰るも」と「知るも知らぬも」を逆にした方がいいんじゃないですかね。
これやこの 知るも知らぬも別れては 行くも帰るも逢坂の関(カエサル改)
「知るも知らぬも」は要らないんじゃないかとも思いました。
これやこの 行くも帰るも別れつつ 別れてもなほ逢坂の関(カエサル改2)
悪くないんじゃないかと思います。「別れ」が繰り返されちゃうところはちょっとアレですけど、「別れ」と「逢ふ」のつながりはよくなったと思います。
・・・というわけで、セミの乱入を契機として、名歌を勝手に書き変えてしまうことになりました。国語の先生からは叱られてしまうかもしれませんが、無敵のシロートとしてはなかなか面白かったです。またやってしまうかもしれません。
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私の自宅マンション廊下にも数匹のセミが気絶していることがあり、素手で捕まえて飛ばしてあげました。
でも、力加減を間違えたら潰してしまう可能性があるわけで「怖かった」ということになります(笑)