カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

●戦国北海道

2016年06月20日 | ☆与太話     

 「戦国北海道」というのは何なのかと言うと、カエサルが構想中の小説のタイトルです。おそらく、実際に書くことはないと思いますけどね。
 どういうお話なのかと言うと、タイムスリップものです。
 半村良さんの小説で、映画やテレビドラマなどになった「戦国自衛隊」を考えてもらえばよいと思います。
 「戦国自衛隊」は、30名あまりの自衛隊員が近代兵器とともに戦国時代へタイムスリップしちゃうというお話です。
 「戦国北海道」は、540万人の人々とともに北海道がまるごと戦国時代へタイムスリップしてしまいます。


 主人公は、とりあえず、北海道新聞の記者ということにしておきます。自宅で、東京の友人と電話で話をしていたのですが、その電話がプツリと切れてしまいます。どうして?と思い、いろいろと調べたりしますが、次々とおかしなことが出てきます。電話にしても、インターネットにしても、つながったり、つながらなかったりします。
 そんなこんなのドタバタがあって、「道内について特に問題はないが、道外との通信はすべて遮断されている」という状況が明らかになってきます。
 日時も決めておきましょう。
 今年(2016年)の6月12日(日)の夜ということにします。日本ハムの大谷投手が阪神を完封し、笑゛(ジョー)が YOSAKOIソーラン祭りで大賞をとったという、その夜です。
 電話やインターネットなどがつながらないというばかりではなく、新幹線も走らないし飛行機も飛びません。原因不明で復旧のめどは立ちません。仕事や観光などで道外から来ていた人たちは、帰れなくなります。道外に行こうとしていた人たちも、出かけられなくなります。さらにたいへんなのは、ほとんどの銀行口座が閉鎖されてしまうということです。この段階で、相当のパニックになると思います。
 そうした混乱の日々の中で、「北海道がまるごとタイムスリップした」という噂が出始めます。荒唐無稽な話ですけど、こうした噂が絶えません。やがて、北海道知事・北海道大学学長・自衛隊北部方面隊隊長・・・などによる共同会見があり、タイムスリップしたということが公的に発表されることになります。この段階では、その荒唐無稽な話を受け入れざるを得ない状況になっていると思います。
 本州に行くことが可能になったとしても、そこには家族や友人・知己は一人もいないということになります。
 タイムスリップした後の年代は、とりあえず、戦国時代と考えています。謙信・信玄・信長・秀吉・・・と、有名人がいっぱいいます。
 この時代の北海道は、本土から和人の渡海者が増え、現地のアイヌとの間に対立が起きたということらしいです。本土の人たちにとっては「蝦夷地が激変した」ということになりますが、中央の人たち(天皇家や将軍家、戦国大名など)には何の影響もないのではないかという気がします。
 この時代、中国は明ということになりますけど、よく知りません。ヨーロッパはルネサンスと宗教改革の時代だそうですけど、よく知りません。とてもじゃないけど、世界史のことまで考えていられません。


 未曾有の事態です。まずは、北海道庁の人たちにがんばってもらわねばなりませんが、地方自治体だけで対処できるような状況ではありません。さしあたって、本州の様子などを調査するための機動力が必要です。
 自衛隊には「北部方面隊」というのがあって、 北海道全域の防衛警備や災害派遣等を担任しているんだそうです。2個師団・2個旅団、人員3万人、戦車300両・・・といったことのようなのですが、まあ、「戦国自衛隊」の1000倍の規模と言っていいと思います。
 北海道警察の職員数は1万人くらいのようです。パトカー1330台、白バイ60台、警備艇8隻、ヘリコプター5機を有しているらしいです。
 北海道大学などの学者さんたちにも大活躍してもらいます。
 タイムスリップしたらしいということはわかってくるわけだけど、それが何年で、そのときがどういう状況だったのかなんてことを調べるためには学者さんたちに頼らざるを得ません。
 道外からの輸入、道外への輸出は一切できなくなると考えていいと思います。その場合、北海道だけでの経済活動をどうすればよいのかなんてことを考えるのも学者さんの仕事だと思います。
 タイムスリップしただなんて信じられないけど、信じなければならないし、現実的な対応を考えねばならない・・・という状況になって、さしあたってのリーダーは北海道知事ということになると思います。いずれは権力闘争のようなことが起こるかもしれませんが、かなり時間が経ってからではないでしょうかね。


 それからお話がどうなのか、考え続けてはいるんですけど、まとまりません・・・っていうか、方向性が見えてきません。
 北海道は食糧自給率も高いみたいだし、北海道だけ孤立しても生活していけるような気がするのです。
 でも、足りないものは当然あるわけで、そうした場合は、本州や中国・ロシアなどに「取りに行く」ことになると思います。ただし、石油が必要だという場合、掘削工事から始めなければならないと思います。
 北海道は、たぶん、世界征服をするくらいの軍事力があると思います。でも、世界征服をしたらどうなるの?なんてことを考えると、そういうことに躍起になるというのも考えにくいです。「取りに行く」ときにも、あまり乱暴なことはしないんじゃないかという気がします。
 いずれにしても、北海道の人たちは、本州やロシアなどに出向いていくことになると思います。本州やロシアの人たちも、北海道にやって来ることになると思います。
 織田信長さんが北海道にやって来て、高橋はるみ知事と会談するなんてことがあると思います。そのまま「北海道民」として登録して、知事選に出馬するなんてことがあるかもしれません。


 いろんな話を思いつくんですよ。
 たとえば、プロ野球。この北海道には日本ハムファイターズと阪神タイガースの2チームしかないわけですけど、これを分割して4チームくらいにしてリーグ戦を行う・・・とかですね。
 あるいは、この北海道には 全国からYOSAKOIチームが集まっています。280チーム、2万8千人だそうです。観客は200万人だそうです。
 この人たちが本州に渡り YOSAKOIを踊りながら南下していきます。基本的なイメージとしては「ええじゃないか」のノリですね。戦国の荒廃した世の中を YOSAKOIの力で平和にしていくわけです。そういうお話にしちゃうというのもアリかなと思います。戦国ソーラン物語でしょうか。
 タイムスリップするのは、北海道の「本島」だけということにしたいと思っています。周辺の島々には、アイヌの方が住んでいるということになります。こうした人たちの中には「北海道」に来て、その歴史と現状を知り、新たな思いを抱く人が出てくるかも知れません。
 超能力者が登場するという路線も考えてはみましたけど、そういうのはやめようと思っています。タイムスリップしたということ以外はすべて現実的に描いていきたいという気持ちがあります。


 軍事力で言えば、自衛隊(北部方面隊)が圧倒しています。指揮系統は維持されることになると思いますが、トップ(陸・海・空の幕僚長とか、それをシビリアンコントロールする大臣とか)がいません。何らかのトラブル(クーデターみたいなこと?)が発生する可能性はあると思います。
 まあ、まとまりません。
 北海道などについての知識が希薄なので、まとまるはずがありません。
 今回は、ここまでです。
 次回は、たぶん、ないと思います。


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2 コメント

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Unknown (まめ)
2016-06-25 11:41:15
とても面白そうで、ぜひ読んでみたいです。
完成には相当の労力が必要でしょうけど(笑)

昔、沖縄県が丸ごとタイムスリップする小説ならありました。
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Unknown (カエサル)
2016-06-25 12:36:32
 小説を書き上げるような能力などないのですが、書きかけるぐらいのことはできるので、こういうことを考えて楽しんだりしています。
 戦国北海道(2)という記事も書いていますので、よろしかったら、そっちも読んでみてください。

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