3.11大地震から5ヶ月が経ちました。
本当にいろんなことのあった5ヶ月でしたね。悪いこともあったけど、よいこともありました。
でも、本当にいろんなことが起こるのはこれからかもしれません。悪いこともあるだろうけど、よいことだってあるはずです。
今年の仙台七夕では、全国各地から、海外からも応援のメッセージが寄せられました。うれしいことですよね。
5ヶ月が経っても「復興支援」といった声は弱まっていないと思うのだけど、そうした中にあって、「被災地のことなどどうでもよい」といった声が聞こえてくるようになってきたというのも事実だと思います。
まあ、人間、それぞれにいろんな感じ方があるし、考え方があるし、ましてや、政治的な利害とか、経済的な利害とかが絡むわけで、しかたがないことなのかなと思ったりしています。
むしろ、「震災復興」の大合唱の中で、自分の率直な気持ちを言えないでいたような人たちが発言できるようになってきたと、前向きにとらえてもいいんじゃないかとさえ思っています。
でも、そういう声が聞こえてくると、落ち込むんですよね。
これは、理屈じゃなくて気持ちの問題だから、どうしようもないわけです。
そういうときに、こういう無垢なメッセージはうれしいですね。
今年の仙台七夕、市民や観光客のみなさんの願いを短冊にして掲げられるようになっていました。毎年やっていることなんだろうけど、今年は特に多かったような気がします。たまたまカエサルの目にとまったというだけかもしれません。
震災復興とか、そういう話になると、どうしても、綺麗事ばかりをならべてしまうことになります。でも、現実は綺麗事だけでは動きません。
今、この場にいる人たちがどんなことを願っているのか、祈っているのか。
まず、そこから始まるんじゃないでしょうか。
カエサルも、何か願い事を書いてみようか・・・とは思いました。
でも、何を書けばよいのか、思いつきませんでした。
そういうことじゃダメなんじゃないかと思ったりもしますが、何かの思い込みにとらわれてしまうよりはいいかなとも思っています。
着いたときにパパパッと撮って、後でもう1回撮りに来ようと思っていたのだけど、イベントが一通り終わったら、ぷち熱射病状態。
写真は、やっぱり、出会ったときが勝負ですかね。
日本の文化を尊重してのメッセージ、嬉しいですね。