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「戦国北海道」の2回目です。 2016年6月12日(日)の夜、北海道(本島)がまるごと戦国時代(16世紀)にタイムスリップしちゃうという荒唐無稽なお話の2回目ということになります。 | |
1回目をUPしたのが一昨日ということになるわけですが、その日のうちに3~4回は書き直しました。いろんなことを次から次と思いつくので、その度に書き直しです。キリがないので書き直すのはやめることにして、その代わり、2回目をやろうと思いました。 | |
今回も、「小説」みたいな体裁にはなりません。 前回と同様、小説の構想みたいなものをダラダラと書いていきます。 | |
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お話を整理するために、第1章・第2章・・・に分けようと思いました。 第1章では、北海道で、突然、道外との通信が遮断されます。道外との電話が不通になり、無線通信などもできなくなります。道外の施設・設備が関係するインターネットも使えなくなります。テレビもラジオもダメです。 そうしたことに伴って、道外との交通はすべて運休となります。銀行ATMやクレジットカードなども使用停止ということになります。 | |
前回の記事を書いていたときは、この時点でのパニックを軽視していたと思います。特に、銀行口座の閉鎖ですね。 タイムスリップしたことによって道外は16世紀になってしまうわけですから、21世紀の道外のものはすべて消失することになります。都市銀行などはすべて消失することになります。道内の地方銀行だって、その運営システムの一部に道外のものが関わっていれば、機能を停止することになります。 銀行だけではなく、クレジットカードなども使えなくなると思います。すべてのシステムが北海道の中だけで完結しているもの以外は、すべて使えなくなります。 とりあえず第1章は、そこまでですね。とんでもない状況が出来したわけだけど、早ければ数時間後、遅くても数日後には復旧するのではないかと思えるあたりでおしまいです。 それからどうなるのかということは、ちょっと想像できないのですよ。道内での貨幣経済が麻痺してしまうということになると思います。日本銀行券とかはすべて無効になってしまって、「北海道円」みたいなものが発行されるという可能性もあると思います。 | |
主人公は「北海道新聞の記者」ということにしていましたけど、最初の登場人物は「仙台市在住の女子大生」に変更しようと思います。
YOSAKOI ソーラン祭りに参加するため札幌に来ていて、ススキノで仲間たちとの打ち上げが終わって・・・などという細かいことは後の後で考えればいいのだけど、仙台にいる彼氏と電話で話をしているときに、突然、その電話が切れてしまうということにします。 それから、インターネットがつながらず、メールとかが使えない。テレビをつけてみると、「ただ今、通信回線の不調により・・・」みたいなテロップが流れ続ける、などということになります。ホテルには YOSAKOIチームのみんなで泊まっていますから、その仲間たちと「どーしたの?どーなってるの?」みたいな会話をすることになります。 そのうち、テレビで特別番組が始まります。「道外との通信がすべて遮断されている」「道外との交通はすべて運休」「銀行ATMやクレジットカードが使用停止」などというとんでもないニュースが流され続けることになります。 | |
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第2章では、新聞記者が登場して、北海道庁での対応を取材するということになるでしょうか。でも、この事態(特に貨幣経済の麻痺)に対する「北海道庁での対応」というのが想像できないので、お話がつくれません。 | |
間違いなく行われることは、「道外」の調査を行うということです。新聞社とか自衛隊(北部方面隊)とかが独自の判断でヘリコプターを飛ばし、津軽海峡を越えて「青森県」へ行くことになると思います。 16世紀の「青森県」がどのような状況だったのかはわかりませんが、今日のような建物や道路はまったくないということになります。 ちなみに、弘前城が竣工したのは1611年のことだそうです。このお話で、タイムスリップした後の時代が何年なのかということは決めかねているのだけど、とりあえず16世紀のことにしています。弘前城は影も形もなかったということになります。 | |
北海道庁、北海道大学、北部方面隊などによる「特別調査隊」みたいなものが編成されることになると思います。 調査範囲も広がることになると思いますが、ヘリコプターの航続距離は1000kmくらいが限界のようなので、仙台まで往復するのが難しいということになります。調査も一筋縄ではいかないことになりますが、「青森県」が16世紀の状態になっているということが判明するまでにそれほどの時間はかからないと思います。その段階で「北海道(本島)がまるごとタイムスリップしてしまった」という仮説を唱える人は出てくると思います。 | |
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第3章では、調査が進むことになります。謙信・信玄・信長・秀吉といった名前が出てくるかもしれませんが、その前に、「青森県」の武将たちと接触するという方が自然だと思います。ネームバリューは低いですけど、安東舜季とか大内為信とか(この記事を書き始めるまで、カエサルがまったく知らなかった人たち)が候補になると思います。 それから、伊達政宗でしょうね。北海道にいる人たちが「タイムスリップした」ということを認識するためには、彼くらいのネームバリューが必要だと思います。政宗さんには北海道まで来てもらわねばならないかもしれません。 そうしたことに伴い、北海道にいる人たちは、道外にいる家族や友人・知己とは会えなくなったということを認識することになります。当然、愁嘆場が演じられることになりますけど、「信じられない」という思いの方が強いでしょうから、それほどのパニックにはならないという気もします。 | |
このあたりから、天下統一あるいは世界征服みたいな話になっていく可能性もありますが、貨幣経済が麻痺しているような北海道で、何らかの方向性を打ち出すというのは至難だと思います。それに、天下統一や世界征服をする意味があるのか?という問題があります。
当時の人口を調べてみました。学者さんによって数値は異なるわけですけど、16世紀の日本の人口は1000万人くらい、世界人口は5億人くらいのようです。そうした中に、人口550万人の北海道が出現したということになります。 北海道の産業についても調べてみました。平成20年度の道内総生産は18兆3595億円で、世界40位前後の「国」に相当するんだそうです。16世紀としては、たぶん、世界一だと思います。 道外との輸入・輸出が遮断され、道内での貨幣経済が麻痺していることにより、その生産力はかなり低下することになると思います。しかし、その生産力は、天下統一や世界征服などによって回復するものではありません。何と言っても、道内での経済活動の安定化が急務です。 | |
まず、貨幣経済の安定化だと思います。ここで、「北海道円」が登場するということになるのかもしれません。 相前後して、「北海道憲法」の制定などが必要になってくると思います。北海道は、日本国の地方公共団体ではなく、独立国家にならざるを得ないと思います。しかも、全世界をリードする超大国です。 こうした段階で、道内のさまざまな勢力による権力抗争のようなことが起こるかも知れません。血なまぐさい、陰惨で悲惨な話にすることもできると思います。「北海道独裁官」選挙に、伊達政宗や織田信長が立候補して、ドタバタを繰り広げるという話にすることもできると思います。「貴様、それでも日本人か?」「タイムスリップする前はそうだったけど、今は、北海道人だ。」なんていう会話があってもいいですね。 | |
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第4章・第5章・・・というのも考えていないわけではないのですよ。 北海道は、独立国家としての体裁を整えると同時に、超大国としての道を歩み始めます。まずは、「青森県」への進出です。南部氏や津軽氏と若干の抗争も交えながら、インフラ整備を進めていきます。 さしあたって、農業だと思います。16世紀の日本の農業というものがどういう形態だったのかはわからないけど、今日と比べれば、かなり生産性が低かったと思います。今日の識見を活用すれば、電気やガソリンを使わなくても、生産性を高めることができるんじゃないかという気がします。戦乱がないというだけでも、生産性は向上すると思います。現地での生産性が上がるまでは、道内での生産物を供給するということも可能だと思います。 「青森県」の後は、「秋田県」と「岩手県」ですね。北海道の南下がズンズンと進んで行きます。 | |
まあ、順風満帆ですね。そうなるまでに、数年はかかると思います。 第1章の主人公だった女子大生と第2章の主人公だった新聞記者が結婚していてもいいですね。専業主婦として家事と育児をがんばっている元女子大生は、「青森県」に出張中の夫と電話で話をしたりしますが、突然、その電話が切れてしまいます。 再び、タイムスリップが起こったということです。そこでおしまいというのはどうでしょう。上手に書けば、けっこうきれいなオチになると思うんですけどね(笑) でも、その前に、貨幣経済が麻痺した北海道をどうするか?とか、独立国家としての北海道をどのように構築するか?とか、考えねばならないことが山積しています。このお話、とてもじゃないけど、カエサルには書けそうにありません。 | |
前回・今回の記事を書くために、ウィキペディア先生には何十回もお世話になりました。百回を超えているかも知れません。知らないことを調べてみるというのは楽しいです。 それと、記事にはほとんど書いていませんけど、いろんな登場人物とか、そのエピソードとかも考えました。そういうのも楽しかったです。 まあ、カエサルにとっては楽しかった、面白かったということになるわけですけど、読む人にとって面白いものがつくれるかどうかということになると、まったくの別問題です。もっと考えて、もっと調べて、さらに、もっと考えて・・・ということを延々と繰り返さないと「作品」にはなりそうにありません。 カエサルは、自慢じゃないですけど、そういう根性はありません。誰か、このお話を小説としてまとめるとか、漫画にするとか、映画にするとかしませんかね。「原案料」はお安くしておきますよ。 | |
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