今宵の一枚はOrnette ColemanのOff human feeling、録音は1979年4月。レーベルはAntilles。Ornette Colemanといえば何といっても「ジャズ来たるべきもの」が何を置いても思い浮かぶ。Free Jazzの旗手にして盟主。とっつきにくくて、わかりにくい代表のような存在だが、このアルバムは比較的聴きやすい。不協和音の連続ではなく、ちゃんと楽曲の態を成している。一聴fusion?か、と思うが違う。やはり紛うことなきjazzであろう。それにしてもOrnette Colemanのasは不思議な音色である。単独で聴くとなんとも「変」だがバンド全体、面として音を聴くとちゃんと、ハモっているのだ。bass guitarの存在感が際立っている。asとの掛け合いが凄い。
B面3曲目love wordのas、bass-guitar、guitarの絡みが秀逸。バラバラなようでいてさにあらず。これはお勧め。
録音はまずまずか。各パートキチンと分離。厚みもある。
asとのコラボが凄い。
personnel
Denardo Coleman(drums)
Ornette Coleman(as)
Charlie Ellerbee(guitar)
Bern Nix(guitar)
Jamaaladeen Tacuma(bass guitar)
Calvin Weston(drums)
side A
1.Sleep Talk
2.Jump Street
3.Him and Her
4.Air Ship
side B
1.What Is the Name of That Song?
2.Job Mob
3.Love Words
4.Times Square