アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

OFF HUMAN FEELINGS/ORNETTE COLEMAN

2017年01月17日 23時47分35秒 | ジャズ






今宵の一枚はOrnette ColemanのOff human feeling、録音は1979年4月。レーベルはAntilles。Ornette Colemanといえば何といっても「ジャズ来たるべきもの」が何を置いても思い浮かぶ。Free Jazzの旗手にして盟主。とっつきにくくて、わかりにくい代表のような存在だが、このアルバムは比較的聴きやすい。不協和音の連続ではなく、ちゃんと楽曲の態を成している。一聴fusion?か、と思うが違う。やはり紛うことなきjazzであろう。それにしてもOrnette Colemanのasは不思議な音色である。単独で聴くとなんとも「変」だがバンド全体、面として音を聴くとちゃんと、ハモっているのだ。bass guitarの存在感が際立っている。asとの掛け合いが凄い。

B面3曲目love wordのas、bass-guitar、guitarの絡みが秀逸。バラバラなようでいてさにあらず。これはお勧め。


録音はまずまずか。各パートキチンと分離。厚みもある。




asとのコラボが凄い。

personnel

Denardo Coleman(drums)

Ornette Coleman(as)

Charlie Ellerbee(guitar)

Bern Nix(guitar)

Jamaaladeen Tacuma(bass guitar)

Calvin Weston(drums)


side A

1.Sleep Talk

2.Jump Street

3.Him and Her

4.Air Ship


side B

1.What Is the Name of That Song?

2.Job Mob

3.Love Words

4.Times Square

SONG FOR SISYPHUS/THE PHIL WOODS QUNTET

2017年01月16日 23時49分36秒 | ジャズ






今宵の一枚はPhil WoodsのSong for Sisyphus、録音は1977年11月。レーベルはRCA。Philは大変人気のあるSAX吹きで、ダウンビートの人気投票でトップに輝いたこともあり、根強い人気がある。このアルバムも存分に吹きまっくており、まるで複数の菅楽器奏者がいるかの如く、分厚い音で埋め尽くされる。いわゆる濃い、ファンキーな演奏だ。熱狂的といっても過言ではあるまい。一本調子なところもなきにしもあらず。何を聴いても同じ調子なのだ。また周りを固めるメンバーがどうも印象が薄い。御大にスポットが当たるのは致し方ないが、なにか足りない気がする。

録音は平凡、いや悪い。とても70年代後半の録音とは思えない。音像が真中に集まり、分離が足りない。まるでモノーラルのような録音。もっと左右に広がりがあれば、ぐっと印象が変わるのだが。録音のせいで今一つな演奏に聴こえる。残念。



personnel

Phil Woods(as,ss )

Steve Gilmore(bass)

Bill Goodwin(drums)

Harvey Leahey(guitar)

Mike Melillo(piano)



side A

1.Song For Sisyphus

2.Last Night When We Were Young

3.Nuages

4.Change Partners

side B
1.Monking Business

2.Summer Afternoon

3.When My Dreams Come True

4.Shaw Nuff




THE MAESTRO/CEDAR WALTON

2017年01月15日 23時49分18秒 | ジャズ






今宵の一枚はCedar WaltonのThe Maestro、録音は1980年12月。レーベルはMuse records。Cedarは好きなpianistの一人で派手さはないが、リリカルで清々しい演奏が魅力的だ。このアルバム、盟友のBilly Higginsとの息もピッタリでこの二人で組んだアルバムが数多くリリースされている。歌伴も得意とすることで、Abbey Lincolnのvocalを見事に盛り立てている。笠井紀美子との共演でのCedarの演奏も良かったなぁ。Abbey Lincolnは声がたいへん特徴的で一聴してわかる。失礼ながら決して美声ではないが、心に残る歌手である。個人的には「We insist!」のイメージが強烈。かつての夫君、Max Roach共々熱心な黒人解放運動家としても有名。B面最後、On the trailのDavid Williamsのbass soloが圧巻。

録音は優秀。非常にダイナミックかつ、音が厚く粒だちも素晴らしい。定位も抜群。こんな演奏を聴いてしまうと、CDヤSACDそしてハイレゾなんて必要ない。


personnel

Cedar Walton(piano)

Abbey Lincoln(vocal)

Bob Berg(ts)

David Williams(bass)

Billy Higgins(drums)



side A

1.THE Maestro

2.Rhyhm・a・ning

3.Not in love

4.Sabia


side B

1.In a sentimental mood

2.Blue MONK

3.Castles

4.On the trail





EIJI KITAMURA/SOPHISTICATED LADY

2017年01月14日 16時15分11秒 | ジャズ






今宵ではなく、まだ今日の一枚は北村英治のSophisticated lady。録音は1978年8月。レーベルはユピテルレコード。このアルバム、まず驚くのが録音が素晴らしいこと。これには本当にビックリ。ここ1,2か月で聴いたLPの中ではぴか一。群を抜く素晴らしさである。あたかも2トラ38の生録の音を聴いているかのようだ、と言えばお分かり頂けるだろうか。要は生の音を録音したオープンリールテープの再生音である。CDやSACDがどんなに優秀でも所詮缶詰。生の食材ではない。すなわち、鮮度抜群、生き生きとした音のこと。初めて聴いた時は椅子から転が落ちそうになったほど、衝撃を受けた。あいにく手元にもはやオープンデッキはないが、ソフトだけはまだ残してある。いつかまた聴いてみたい、とそんな気にさせるアルバムである。

御大、北村英治はもちろん他のメンバーも実に楽しそうに演奏している。失礼ながら、vibの増田一郎とdrumsの須永ひろし以外存じ上げないPlayerだが、なかなかどうしてみんな上手い。特にpianoの秋満義孝が素晴らしい。日本のJAZZ Musicianのレベルの高さを改めてし知らされた思いだ。

冒頭に記したように、とにかく音が良い。SNが高くノイズレベルが異様に低く、レンジ広大。まさにテープサウンドの如くシャープで鮮明な音。これはもう満点でしょう。!!



Personnel

北村英治(cl)

増田一郎(vib)

秋満義孝(piano)

池沢行生(bass)

須永ひろし(drums)


side A

1.The world is waiting for the sunrise

2.Sophisticated lady

3.Sweet sue just you

4.Rosetta

5.Undecided



side B

1.Stompin' at the savoy

2.I want to be harry

3.Poor butterfly

4.Someone to watch over me

THE MEETING/JACKIE McLEAN featuring DEXTER GORDON VOL1

2017年01月13日 23時38分31秒 | ジャズ






今宵の一枚はJackie Mclean&Dexter Gordon、録音は1973年7月のライブ。レーベルはSteeple Chase Records。このアルバムもなかなか豪華な顔合わせだ。JackieとDextorのsax群だけでなく、pianoにKenny Drew、bassにNield-Henningを従えての演奏である。tsと共演だからして、当然ながら吹きまくりである。これでもか、と畳みかける二人の絡みが熱い。盛り立てるKennyのpianoが憎いほどにツボを得たプレイで好き者にはたまらない。ストップホルムのライブスポット「Montmarrte」でのライブ感そのままに、雰囲気、ニアンスが伝わっくるようだ。こんな演奏を聴くとアルコールが欲しくなるのは、拙者だけではあるまい。

残念ながらライブとはいえ、録音はイマイチ。ダイレクト感が希薄で、ちょっとベールを被ったような音。A面よりB面の方が音が良い気がするがなぜ。?


personnel

Jackie Mclean(as)

Dexter Gordon(ts)

Niels-Henning(bass)

Alex Riel(drums)


side A

1.All clean

2.Rue De La Harpe


side B

1.Sunset

2.On the trail


SOUL JUNCTION/The red garland guintet featuring John coltrane and Donald byrd

2017年01月12日 23時43分52秒 | ジャズ






今宵の一枚はRed garland Quintet、録音は1957年11月、レーベルはprestige。好きなpianistは数多いるが、1番はこの人Red garlandかな。とにかくよく唄う。実にリラックスして演奏で、グッと寛げるのだ。Coltrabeを筆頭に、Danald byrd、Arthur tylorと脇を固めるメンバーも豪華。bassのGeorge Joynerだけちょっと格が落ちるが、演奏は素晴らしい。ここまでブンブンと鳴って存在感を主張するbassは、あまり聴いたことがない。A面冒頭のGarlandとの掛け合いは見事。
B面2曲目のColtraneとDonald byrdの掛け合いも聴きごたえタップリ。しかし圧巻はやはりColtraneのソロ、とりわけB面最後のHallelujah凄い。

録音はVan Gelderながら今一つかな。不思議とスピーカに接近して聴くより離れた聴いた方が良く聴こえる。ちょっと音の分離が物足りない気がする。


personnel

Red Garland(piano)

John Coltrane(ts)

Donald Byrd(tp)

Arthur Taylor(drums)

George Joyner(bass)


side A

1.Soul junction

2.Woody'n you



side B

1.Birk's works

2.I've got it bad

3.Hallelujah


HERBIE HANCOCK/SOUND -SYSTEM

2017年01月11日 23時08分07秒 | ジャズ






今宵の一枚はHerbie HancockのSound system。録音は1983年10月~12月、レーベルはcolumbia。「処女航海」や「Water melonman」に馴染んだ耳には戸惑いを憶えるほどの「音造り」である。Miles band在籍時代からelectric soundにも才能を発揮していたHerbieにしてみれば違和感など微塵もなかったのだろう。嬉々として、音の万華鏡よろしく縦横無限にsynthesizerを駆使する様子が目に浮かぶ。しかし何度聴いてもスクラッチは苦手。ガチャガチャと煩い。

お勧めはA面最後のKarabali、アフリカを想起させShorterのSSが心地よい。


personnel

Herbie Hancock(piano, synthesizer, keyboards)

Bill Laswell:(electric bass, drum programming, tapes)

D.S.T.:(turntables, "FX")

Nicky Skopelitis:(guitar, electric drums)

Henry Kaiser:(guitar)

Bernard Fowler:(vocals, vocal arrangements)

Wayne Shorter:(soprano saxophone)

Toshinori Kondo:(trumpet)

Anton Fier:(drums, percussion)

Daniel Poncé( percussion)

Foday Musa Suso( percussion, guitar, various instruments)

Aïyb Dieng:(percussion)

Hamid Drake:(cymbals)




side A


1.Hardrock

2.Metal Beat

3.Karabali


side B

1.Junku

2.People are Changing

3.Sound System

ROUND MIDNIGHT/CLAUDE WILLIAMSON

2017年01月10日 21時26分41秒 | ジャズ






今宵の一枚はClaude WilliamsonのRound Midnight、録音は1956年2月、レーベルはBethlehem。Round Midnightといえば、Milesのアルバムが余りに有名だが、こちらはpianoに焦点を与えた一枚だ。ClaudはBud Powel直系の人といわれ、事実よく似た奏法である。とにかくノリが良く、良く唄う。前へ前と音がせりあがってくる感じである。非常に気持ちが良いplayで、思わず身を乗り出してしまう。bassのRed Mitchellがこれまた渋い演奏で、脇をきっちりサポート。drumsのMel Lewisも控えめながら、確かなりズムを醸し出している。

隠れた名盤かもしれない。


録音は優秀、各楽器の音色が素晴らしい。モノーラルながら全く気にならない。


personnel

Claude Williamson(piano)

Red Mitchell(bass)

Mel Luis(drums)


side A

1.Stella by Starlight

2.Somebody loves me

3.I'll know

4.The surrey with the fringe on top

5.Polka dots and moonbeams

side B

1.The for two

2.Stompin' at the savoy

3.Round Midnight

4.Just one of those things

5.Love is here to stay

6.The song is you



McCOY TYNER/Live at NEWPORT

2017年01月09日 23時35分30秒 | ジャズ






今宵の一枚はMcCOY TYNERのLive at Newport。録音は1963年7月、レーベルはimpulse。ライブ盤でだが、音が良い。躍動感あふれる演奏の熱気を余すところなく捉えた素晴らしい録音である。こんな録音を聴いてしまうと、やはり50年代から60年代の「音」こそが一番と改めて感じる。McCOYといえば、コルトレーンのバンドに在籍していたことで有名である。彼の演奏は流麗ではあるけれど、Oscar Petersonのそれとは随分と違う。後者は余りに上手すぎてちょっと鼻につく感がなきにしもあらずだが、こちらはどこか人間臭さ、よりemotionalな味わいが感じられる。

MAcCOY以外のメンバーはご機嫌な演奏だがとりわけ、Clark Terryのtpが凄い。A面の冒頭のNewport ROMPのソロが圧巻。


personnel

McCOY Tyner(piano)

Bob Cranshaw(bass)

Mickey Roker(drums)

Clark Terry(tp)

Charlie Mariano(as)


side A

1.Newport Romp

2.My funny Valentine

3.All of you


side B

1.MonK's blues

2.Woody's you



ERIK SATIE L'OEUVRE POUR PIANO/YUJI TAKAHASHI

2017年01月08日 23時37分51秒 | ジャズ






今宵の一枚は高橋悠二が弾くErik Satie、録音は1976年1月、レーベルは日本コロンビア。JAZZではないけれど、どこかClassicらしからぬSATIEの音楽。正月でもありちょっと取り上げてみた。久々の日本人音楽家でもある。Satieの音楽は映画やドラマで良く取り上げらるので、みなさんどこかで聴いているはず。もっともポピュラーなClassicのひとつ、と言っても過言ではあるまい。アバンギャルドな響きでどこかJazz的な香りがするのではないだろうか。?物悲しい調べは日本人の感性によく合う気がする。

高橋悠二はClassicの作曲家、pianistで、御年78歳。拙者があれこれ言える御仁ではないの詳しくは公式サイトをどうぞ。JAZZ界では富樫雅彦と親交が深かった記憶がある。JAZZplayerとの共演も数多くあり。

一聴して上手い、と実感。流れるような演奏ではないが一音一音明晰でかつ力強い。


録音は優秀。DENONが開発したPCM録方式で収録。digital録音の走りである。非常にダイナミックレンジが広く、Digital to AnalogながらCDやSACDが不要なほど素晴らしい録音である。PCN録音初期の作品でDENONの気合とエンジニアの緊張感がハッキリと解り、興味深い。


personnel

高橋悠二(piano)

side A

1ジムノペディI/II/III

2.グノシエンヌ I/II/III

3.天国の英雄的な門からの前奏曲

4.ジュ・トゥ・ヴゥ

side B

1.ジュ・トゥ・ヴー

2.冷たい小品(逃げださせる歌)I-II-III

3.冷たい小品(ゆがんだ踊り)I-II-III

4.ノクチュルヌ I-II-III-IV-V

5.ラグ=タイム・パラード

WEATHER REPORT/WEATHER REPORT

2017年01月07日 15時57分02秒 | ジャズ








今宵ではなく、今日の一枚はweather reportのWeather report。録音は1982年、レーベルはCBS。グループ名がまんまアルバムタイトルだが、デビューアルバムではなく、10年後の同名アルバムである。JacoとPeterが加入しているのがポイント。やはりというか、当然というべきか、リズムパートにこの二人がいると、ずいぶんとグループ全体の雰囲気が違う。躍動感が増し、よりアグレッシブに音が前に出てくる。Shorterのtsが負けじと吹きまくり迸り、Zawinulのel Keysが空気を引き裂く。グループ全体が渾然一体、前へ前へと突き進む。B面冒頭、Dara factor oneを聴けば一聴瞭然。

録音は優秀。各パート粒立ちが良く、音が生きてる。


personnel

Zwinul(el-keys,erc)

Wayne shrteer(ts,ss)

Jaco pastorius(bass,perc,voice)

Peter erskin(drums)

Robert thoas,(hand drums)



side A

1.Volcano for hire

2Currnt affairs

3.N.Y.C

side B

1.Dara factor one

2.Wen it was ow

3.Speechiless

4.Dara factor two





ALBUM ALBUM/JACK DeJOHNETTE'S SPECIAL EDITION

2017年01月05日 23時54分37秒 | ジャズ







今宵の一枚は、Jack DejohnetteのALBM ALBU。録音は1984年6月、レーベルはECM。奇妙なアルバムタイトルだが、輪をかけてジャケットが変。Jackの家族だろうか。?失礼ながらおよそ間が抜けた写真で、およそJAZZのジャケット写真には似つかわしくない、と思うのだがどうだろうか。?外見も掴みどころがないが中身はさらに混沌。3菅編成だが、どうもバラバラな演奏に聴こえてしまい、グループ全体での統一感がない気がする。曲もFreeのようでもあり、一瞬weather report的なフレーズあり、カリプソありで、サッパリわからん。それほど聴きにくくはないのだが。B面最後のzoot suiteがお勧め。三菅編成の曲はたしかに難しい。僕の感性が鈍いせいもあるがピンとくる演奏に合うことが、まずない。管楽器使いが上手いのは、Carla Bley。彼女のsoundが好きだ。

偏見が強いせいかJack=Keithとのstandard trioがまず頭に浮かんでしまい、その印象が強すぎるのかもしれない。

悠雅彦のライナーノートも何がいいたいのかサッパリわからん。屁理屈捏ね繰り回すしてる感ありあり。

録音は平凡。いかにもECM soundでこういった演奏には合わない気がする。音が平板でメリハリに乏しい。


personnel

Jack Dejohnette(drums,key,syn,guitar)

Howard Johnson (tuba, baritone saxophone)

David Murray(tenor saxophone)

John Purcell(alto saxophone and soprano saxophone)

Rufus Reid(bass guitar and double bass)


side A

1.Ahmad the Terrible

2.Monk’s Mood

3.Festival

side B

1.New Orleans Strut

2.Third World Anthem

3.Zoot Suite


OPEN SKY/DAVE LIEBMAN

2017年01月03日 23時41分44秒 | ジャズ







今宵の一枚はDave LiebmanのOpen Sky。録音は1972年5月、6月。針を落とすと??が浮かぶ演奏、Soundである。「あれ、classicの現代音楽か。?」と一瞬嫌な予感がよぎる。嫌いなのだ現代音楽。まるで武満徹の楽曲を聴いてるかのような錯覚に囚われるのだ。我慢して聴くと---。2曲はFree Jazzかい。?いやはや、Liebanてこんな音だすのか。B面もFree。ウ~ン、正直このアルバムは頂けませんなぁ。好き嫌いで良し悪し決めるのはよくないけれど、苦行ですこれ聴くの。Jazzの実験音楽と考えればよいのだろうけど。

おまけに音、録音が悪い。Studio版はそれなりでさほど悪くはないのだが、live版がひどすぎる。ノッペリ,ベッタリとSPに纏わりつく感じだ。昨日は出色のliveを聴いたので猶更である。

B面ラストのDevotionのみお勧め。tsとbassの音色が心地よい。特にbass。



personnel


Dave Liebman(fl,ts,cl,ss,perc)

Frank tusa(bass,bell)

Bob moses(drums,kalimba)

side A

1.Flute piece

2.Our life places

3.Deep


side B

1.Questions

2.Ar om suople~constellation

3.Devotion


PARADOX/STEPS

2017年01月02日 23時11分33秒 | ジャズ






今宵の一枚はStepsのParadox。録音は1982年、レーベルはbetter days。fusionに分類されてはいるけれど、なかなかどうしてmain streamなアルバムではないか。?特筆すべきは音の良さ。初めて聴いた時とてもlive recordとは思えず。いや、気が付かなかった、というのが正直なところ。思わず、ジャケットを見返してしまったほどだ。出色の録音と言っても過言ではあるまい。

一流どころの集まりだが、とりわけPeter Erskineのdrumsが凄い。Weather report時代liveで聴いたことがあるが、やはり素晴らしいdrummerである。圧倒的な存在感でグループ全体の支配?している感がする。鋭角的で強烈な演奏は嫌が上でもその存在を意識する。もちろんMichealのtsも印象的だが、個人的にはPeterに尽きるアルバムである。B面最後でのFddieのEl bassも耳に残る。

すでに書いたように録音は超優秀。とてもlive recordのレベルではない。文句のつけようがない。


personnel

Mike Mainieri(vib)

Michael Brecker(ts)

Don Grolnick(piano)

Eddie Gomez(bass)

Peter Erskine(drums)




side A

1.N L 4

2.The Aleph

3.Patch of Blue

side B

1.Four Chords

2.Take a Walk

3.Nichka

OUT BACK/JOE FARRELL

2017年01月01日 23時32分06秒 | ジャズ






謹賀新年。今年もJAZZ&Audioで行きませすぜ。あ、去年も同じことを書いた記憶が。(^^);新年お初は、Joe FarrellのOut back。録音は1971年1月、レーベルはCTI。このアルバム、メンバーが凄い。Elvinを筆頭にChick、Airto、Busterと溜息が出るほどである。演奏もFreeぽいけど、聴きやすく、リラックスして聴ける。

A面冒頭、一聴してChickのEl pianoと解るフレーズが印象的である。とはいえ、何といってもJoeのflが素晴らしい。音の洪水である。誰にも似ていないflで非常に個性的。残念なのはElvinのdrums solo、B面2曲目後半で奏でているのだが、あろうことかほとんど右chからしか聴けない。drums setの位置そのまんまだろうが、頂けない。一工夫あってもよいのでは。?心なしか演奏も彼らしさ、すなわちpowerfulさが感じられない。

録音は普通。スッキリし過ぎてる感あり。Farrellのパートは良く録れているけれど他のパートはイマイチ。もう少し濃いsoundが欲しい。

personnel

Joe Farrell(ss,fl,picolo)

Elvin Jones(drums)

Chick Corea(EL piano)

Buster Willams(bass)

Airto Moreira(Perc)

side A

1.Out back

2.Sound down


side B

1.Bleeding orchid

2.November 68TH