今宵の一枚はJeff Beckのtruth。録音は1968年、レーベルはepic。言わずと知れた1960年代の掉尾を飾るRock 史上に残る名作。旧い録音でオーディオ的には見るべきものはないけれど、Rock好きには堪りません。なんたってRod Stewartのvocalが素晴らしい。何故かこのアルバムではJeff Beckはおとなしく、Blow by blowのように前面に出てこないのが不思議。それにしても実に30年ぶり針を落とした。偶然、今日は誕生日。過去を顧みるに感慨深いものがある。今日からおやじからじじいの仲間入り。30年たっても進歩しとらん。(爆)
よく言われるようにA面4曲目のyou shock meがおもしろい。You shock meといえばまずはZepの1thが頭に浮かぶし、刷り込まれているので凄く新鮮。このアルバムRockといよりBlues色が極めて濃く、予備知識がなく聴くととてもイギリスのバンドとは思えない。全体にスローなテンポで味があり、枯れた感じ。アメリカ南部の匂いがする。当時はまだまだみんな駆け出し時代で無名に等しいが、Jeff Beck、Rod Stewart、Ron(nie)Woodという今や綺羅星のようなStar達の原点である。ゲスト参加のNicky Hopkinsのpianoが素晴らしい。この人いろなバンドで客演しているが実に良い演奏をする。Stonesのアルバム似も良く顔を出している。
Beck-Olaとのカップリングにて2枚組。
side A
1.Shapes of things
2.Let me love you
3.Morning dew
4.You shock me
5.OL' man river
side B
1.Greensleeves
2.Rock my plimsoul
3.Beck's bolero
4.Blues deluxe
5.I ain't supersttitious
(personnel)
Jeff Beck(guitar)
Rod Stewart(vocal)
Ron(nie)wood(bass)
Mick Waller(drums)