今宵の一枚はTommy Flanagan TrioのEclypso。録音は1977年2月、レーベルはenja。日本で人気の高いpianistの一人であるTommy Flanagan、なぜかリーダーアルバムが少ない。この人の特徴はOscar Petersonばりの流れるようなに軽やかなタッチ、耳に心地よい奔放な溢れるばかりのフレーズだろうか。ウキウキと心躍らされる響きが素晴らしい。Phineas Newbornのような複雑なコード進行はしない。少し高域よりの音色も魅力の一つ。
Elvin Jonesも彼本来のパワーをセーブし抑制された演奏で、逆にTrioとしての完成度を高めている。George Mrazのbassは強力、常に通奏低音のごとく唸っている。このTrio三人の息も合い何度も聴きたくなるアルバムである。お勧めはB面2曲目のEclypso、ここではElvinの力強いdrumsが圧巻だが、負けじとTommyのpianoの存在感も凄い。
side A
1.Cleo
2.Denzil's Best
3.A blue time
4.Relaxin' at Camarillo
side B
1.Cup bearers
2.Eclypso
3.Confirmation
(personnel)
Tommy Flanagan(piano)
George Mraz(bass)
Elvin Jones(drums)
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