今宵の一枚はMax Roach Archie& SheppのForce。録音は1976年、レーベルはuniteledis。このアルバム、日本版にてoriginalとジャケットデザインが全く違う。大きな腕と拳が海から突き上げられ、小さく毛沢東の顔だけ見えるのが本来の姿。ずいぶんと変わってしまった。日本では政治的に云々カンヌンで検閲?に引っかかったのかな。だいたい曲名がSweet MAOとSuid Africa76だから政治的でないわけがない。Maxroachは元々熱心な公民権運動の旗手。「我々はprotestしているのではない、insistしているのだ。」とアルバム、We insistでも主張しているように、白人支配に対する強烈な思いが横溢している。日本人には到底理解しえないのかもしれないが、黒人大統領が誕した今日でも厳然として残る差別は、支配されるもの虐げられる者からすると、南北戦争以来少しも変わっていないのかもしれない。いろいろと考えさせられるアルバムだ。レーベルはフランス、毛沢東と関係深い。
演奏は素晴らしい。圧倒的なpowerで押しまくられる感じだ。とりわけ、Max Roachのdrumsが凄い。
side A
1.Sweet MAO
I preparation
2.Sweet MAO
March
side B
1.Sweet MAO
Commencement
2.Suid Africa 76
(personnel)
Max Roach(drums)
Archie Shepp(ts)
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