仁

剛毅木訥仁に近し（ごうきぼくとつじんにちかし）
ってことを孔子先生が仰ったとか。

剛毅木訥、心が強くしっかりしていて、口下手で飾り気のない人、
仁に近し、仁者（思いやりのある立派な人）に近いね、ちょっと、おしい！
おしい広島！
じゃなかったかな。

仁者になりたい私ですが、ここへもまだまだなのかなと思いますな。

こう云うことも孔子先生は仰ってるようです。

巧言令色鮮し仁（こうげんれいしょくすくなしじん）
上手に飾りすぎた言葉の人や、上辺ばかりかっこうをつけた表情の人には、本当の思いやりの言葉が欠けているのです。

本当の思いやりの心はどうやったら身につくんだろうか。

孔子先生は、こんなことも仰ってるようです。

弟子の子貢が質問しました。
「ただ一言で、一生実行する価値があるよい言葉はないでしょうか。」

孔子先生は、
「其れ恕か。己の欲せざる所、人に施すこと勿れ。」
それこそ恕（思いやる心）と云う言葉だな。自分が人からされたくないような、嫌なことを人に押し付けないことだ。

成る程、そうですか。
それならばと云うことで、私が人からされたら嫌なことは、
強引に背中を押されること。
遣りたいことを邪魔されること。
相手の価値を押し付けられること。
返事をしてもらえないこと。
思い違い、勘違いされること。
権威・権力・肩書きで頭から押さえつけられること。
謝っても許してもらえないこと。

ん～、まだあるかもしれないけど、今日の所は取り敢えずこんなんで許してやろう、
等と自分自身を思いやる今日此の頃、皆様如何お過ごしでしょうか。