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どす黒いフィルター

2016年11月20日 | コーチング
人はそれぞれ、自分専用のメガネをかけている。とか、自分専用のフィルターを持っているとか言われています。
それは、自分の経験値に基づく価値観が人それぞれ違うと云うことを言っているんです。

よく、「傾聴が大事です」なんて言われます。
私も、クライアントさんやWS(ワークショップ)なんかで、そう話します。

先ずは、相手の話を最後までよく聴きましょう。ってことですよね。

ところが、自分の感情を刺激する言葉や態度に出会ったりすると、途端にこの傾聴は吹っ飛んで、どす黒いフィルターが出てきてしまうんです。
最近もありました。

その言葉を聞いた途端に、相手のその態度を見た途端に、「ふざけんなよ」とか「何様だよ!」「コノヤロー!」なんて、すっごい乱暴な昔の自分がこんにちわ!
顏を出して来るんです。

その思考の速さは、スーパーマンよりも速く、光の速さ(秒速約30万km、時速約10億8000万km)程でしょうか、ホントに一瞬です。

自分が攻撃されていると思っちゃうんです。
攻撃されたら防御しなくっちゃ、って本能が自動的に働きます。

この、人の自動防御システムは、逃げるか攻撃するかのどちらかの反応を選択します。
自分より強いと思ったものには、逃げる反応。
自分より弱いと思った相手には攻撃的になるんです。
この攻撃反応は、「攻撃は最大の防御」だから起こるんです。

相手の何気ない一言が、私の中のどす黒いフィルターを通して見ると、私を責めている「邪悪な言葉」に聞こえてしまうんです。
これは、私の中に「邪悪な私のどす黒いフィルター」が在るからですね。

私は時々、過激な言葉で相手を刺激することがあるんですが、これはただ単に、相手にじゃれている場合が多いです。
「邪悪な私」が顔を出した時には、いつも顔は笑ってません。
マジ切れ、って状態です。

自分で、これに気付くことがあります。
そんな時には、アンガーマネジメントです。
怒りのコントロールで、6秒間の沈黙を行います。

そうは云っても、まだまだ未熟な自分が居るな、等と思う今日この頃でございます。

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