閑話休題

寒い一日でしたね。息子の風邪をもらった夫は、熱のあるあかい顔をして、東京出張に行ってしまいました。
「延期してもらったら。」と言う私に「そんなことできるわけない。」と冷たい視線。そりゃ、わかっちゃいるけど。国民の休日なんだし。ドイツからお客さんが来るんだそうです。

昔、南仏ニースに留学した後、ウィーンそれからミュンヘンに移動しましたが、美しい曲線建造物のフランスから国境を越えた途端、　ビシッと決まった直線。

国民性って、あるんだなぁと思いました。

ドイツとフランスは、国境を接しているんだと言うことの実感に驚きました。
ニース音楽院で、世界中に開かれた、サマーアカデミーはイタリアからリュックを背負って歩いてきた人もいました。ドイツ、フランス、スウェーデン、オーストラリア、スペイン、韓国、中国。タイからは王族の子女。

キャンパスの芝生で、ワインを飲んで話したり、寮の部屋に集まって、筆談したり。

学ぶ場は、本当に平和で刺激的で、楽しかった。
あんな場を世界中に再現できれば、いいのに。

次はフランスの作曲家カミュに挑戦です。イベールと同じフランス人ですが、また違う感じです。一人一人本当にちがいます。一人の中でも二回と同じ演奏や音楽はできません。
平和って違う人、違うあなたとの共存なんだなぁと、音楽を通して思います。