音楽の喜び フルートとともに

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ゲイリー・ショッカーマスタークラス

2012-11-28 00:07:31 | レクチャー、マスタークラス

今、帰りました。ゲイリー・ショッカーマスタークラス

曲はモーツアルトのGdurのコンチェルト、ショッカーのピッコロソナタ、ボルヌのカルメン幻想曲。

初めに、曲を止めて言いますが、それは、奏者が悪いのではなく、みんなが何かを持ち帰られるように、一般的に必要なことを言うからなのです。ということを断られてから始まりました。

体がリラックスする体勢をとること。
吹き始めの時に、あごをあげたり、頭を上げず、また、吹き始めても降りない。
口の周りの筋肉も緩め、口は横に引かない。横に引くと、口の中が小さくなり、豊かな音が得られない。

横隔膜は、不随意筋なので、コントロールできない。腹の下、おへその下あたりを示されて、ここに息を入れるような感じ。肋骨は上げたり、締めたり、広げたりすると、筋肉が固くなるので、リラックスして立つだけ。

後ろ向きにぴょんぴょん飛びながら、息をすると、赤ちゃんの時の体の使い方を思い出す。その体を覚えておいて、息を入れて吹く。

タンギングは、ダブルはDAGIDAGI、 シングルはDADA。こうすると口腔内が広くなるので、音が出やすい。

タンギングの時の舌の位置は、真ん中笛を持たないで、haとhuの間のような口で息を吐いてみる。その時、口のどこも緊張しないで。そうすると勝手に舌が真ん中くらいに来る、その状態を保ちながら笛を当てて吹きます。

リラックスした体で吹くことをしないと、年を経て長く吹くことができない。

感性を磨くためには、「聴く」こと。
フルートを吹いているときも、吹かない時も。