私が先生の話を聞いていて思わず“へぇ~”と言ってしまったお話その1。茶道に関わることや日本文化に関わること、先生のお話は昔の知恵や知識が詰まっていて興味深い。たいしたことないと言えばないけれど、いかがでしょう。
この季節、怪談話はつきものだが、誰もが知っている“柳の木の下には幽霊がでる”という言葉。何故柳の木の下に幽霊がでるのか?
これには“陰陽五行思想”の章でご紹介した陰陽が関係しているのです。自然にあるものは全て陰と陽で引き合って存在している。柳の木は陰陽で言ったら、陽の木。幽霊は陰。柳の“陽”に引き付けられて“陰”の幽霊が現れるのですって。
先生のお宅の床の間、お正月飾りの時には、必ず輪に結ばれた長い柳の木が飾られます。これは裏千家家元が皇居に招かれた際に飾ってあった柳を天皇より下賜され、あまりに長いので一結びして持ち帰ってそのまま床の間に飾ったのが始まりだそうです。私は初めて床の間に飾られている柳を見た時、あれ?と思ったのですが、柳自体は“陽”のおめでたい木なのですね。それを知ってから、幽霊に由来する気味の悪い木という印象が全く消えました。夏のイメージが強い柳ですが、春、芽吹きの頃の柳を見たことがありますか。ホヨホヨと柔らかい新芽が風になびき揺れる様は実はしなやかでかわいらしいのです。
先生はこの柳以外にも家元のお正月床の間飾りを再現して皆さんにお見せしたいと言って毎年立派なお飾りをして下さいます。立派なお正月飾りについてはまた別途お話できたら、と思っています。これまた意味深く面白いですよ。
ちなみに、正月に飾る門松ですが、松は陰の木。だから、神様(陽)が下りてくるということなのだとか。私は松という木はめでたいと思い込んでいたのですが、松自体がめでたいというより、“陽”を呼び込む木としてめでたいってことなんですね。そういわれると松の木はいつも青くどっしりとした落ち着きがあるような。
周囲に当たり前のようにあるもの、思い込みで一定のイメージに固定されていたりするものにも、実は色んな意味や歴史があったりする。時には子供みたいに素直に何故?って疑問をもたなくちゃいけないのかもしれません。
この季節、怪談話はつきものだが、誰もが知っている“柳の木の下には幽霊がでる”という言葉。何故柳の木の下に幽霊がでるのか?
これには“陰陽五行思想”の章でご紹介した陰陽が関係しているのです。自然にあるものは全て陰と陽で引き合って存在している。柳の木は陰陽で言ったら、陽の木。幽霊は陰。柳の“陽”に引き付けられて“陰”の幽霊が現れるのですって。
先生のお宅の床の間、お正月飾りの時には、必ず輪に結ばれた長い柳の木が飾られます。これは裏千家家元が皇居に招かれた際に飾ってあった柳を天皇より下賜され、あまりに長いので一結びして持ち帰ってそのまま床の間に飾ったのが始まりだそうです。私は初めて床の間に飾られている柳を見た時、あれ?と思ったのですが、柳自体は“陽”のおめでたい木なのですね。それを知ってから、幽霊に由来する気味の悪い木という印象が全く消えました。夏のイメージが強い柳ですが、春、芽吹きの頃の柳を見たことがありますか。ホヨホヨと柔らかい新芽が風になびき揺れる様は実はしなやかでかわいらしいのです。
先生はこの柳以外にも家元のお正月床の間飾りを再現して皆さんにお見せしたいと言って毎年立派なお飾りをして下さいます。立派なお正月飾りについてはまた別途お話できたら、と思っています。これまた意味深く面白いですよ。
ちなみに、正月に飾る門松ですが、松は陰の木。だから、神様(陽)が下りてくるということなのだとか。私は松という木はめでたいと思い込んでいたのですが、松自体がめでたいというより、“陽”を呼び込む木としてめでたいってことなんですね。そういわれると松の木はいつも青くどっしりとした落ち着きがあるような。
周囲に当たり前のようにあるもの、思い込みで一定のイメージに固定されていたりするものにも、実は色んな意味や歴史があったりする。時には子供みたいに素直に何故?って疑問をもたなくちゃいけないのかもしれません。
茶道トリビア、とても面白く拝見しました。柳が「陽」でおめでたい木であることと、お正月に私の先生も大きな柳の飾りを飾っていて下さった事を思い出して何て自分が知識不足だろうと感じました。こんなに深い意味があったなんて…と恥じる事しきりです。
たまごさんを見習って、もっと勉強しようと思いました。また読ませて頂きます。
これだけの事を書くのは、大変かもしれませんがどうぞ頑張って下さい。楽しみにしています。
コメント、励みになります。
結び柳、私も先生から由来を聞いて新鮮な感動でした。まだまだ茶道の世界は不思議が一杯です(笑)。
南瓜柑さんも気づいたことやへぇって思ったことがあったら教えて下さい。