閑(ひま)じぃのブログ by 閑斎

趣味の紙紐細工創りとその時々の歌、旅の紹介です。遠方には行かなくなり近くで楽しい仲間との歌を楽しんでいます。

平塚(繩手道)

2018-09-13 12:46:17 | 歌川広重 東海道五十...

京から数えて49宿目、平塚宿です。

旧東海道は現在のJR平塚駅の北200mほどのところを東西に走る道路に相当するそうです。

この絵のは平塚宿の西の入り口で榜示杭が立っています。西を望むとお椀を伏せたような山が高麗山らしいです。

その奥のごつごつした稜線の山は大山となっていて、広重の誇張した作風が伺えます。その間に富士山が顔を出していますね。

副題の「繩手道」は、田んぼの中の畦道のことを言います。道の先に見える土橋は「花水小橋」と言われています。

通行人のうち、向こうから走って来る飛脚はすぐに判ったのですが、手前の二人連れらしいのがよく判らず困りました。

少し角度を変えました。富士山がよく見えています。

原画はこちらです。


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3 コメント

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Unknown (閑斉)
2018-09-13 13:01:55
二人連れが何者か判らなかったのですが、どうやらお客を捕まえられなかった駕籠かきらしいです。そして、担いでいる謎の荷物は駕籠かき棒を外した駕籠を横向きに頭から被っていると推察できました。
反対側からは、平塚の宿へ向かう飛脚が走っています。上半身裸姿の男が松の木の後ろを威勢よく通るところに動感を表していて、わざと松の木で体全部を見せないようにすることで余韻がでる演出がされているそうです。

松は、新しい制作法をトライしました。
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Unknown (ゆきママ)
2018-09-13 23:48:52
高麗山、大山、そして花水など馴染みの場所の登場です。コメントから、どんな人物が描かれていたのかがわかりました。飛脚は目的地目指し疾走、駕籠かきは仕事にあぶれたのか、仕事を終えたのかゆっくりのんびり歩いているのですね。動静や遠近、高低など、小さな空間に見事にまとめられていますね。松は葉の形がはっきり見えるような、、、
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Unknown (閑斉)
2018-09-14 07:38:04
川向うまでたって来ました。
次回は茅ケ崎を飛び越して肘沢です。
これからは、建物がどんどん多くなるようです。
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