ノスタルジック鉄道コレクション、発売前からこれは楽しみ・・・、と当ブログでも書いておりましたが、発売後はなかなか好評らしく、模型店でもすぐに見かけなくなりました。私も予約して購入したり、バラ売りで売っているお店でみつけたりで、いろいろ楽しんでみました、というのが本日のお題です。動力車に関してはキワ90タイプと自由型のDB20で遊んでみました。
まずは製品をそのまま動力化したキワ90の二色塗装です。このカラーリング、個人的には気に入ってます。細かいところは異なりますし、より精密な製品となるとワールド工芸の製品となりましょうが、国鉄でも一、二を争う異色の車輌が(雰囲気を味わうことができる程度に)簡単に入手できるとは、いい世の中になったものです。
私はこれで満足するわけではありません。せっかくキワ90があるので、もう一輌のぶどう色2号の製品をこんな風に塗り替えてみました。
自衛隊のキワ90です。自衛隊と鉄道、と言いますと戦後編成された第101建設隊という「戦後版」鉄道聯隊がありました。第101建設隊は有事や災害時の輸送、大規模ストなどに伴う輸送手段の確保といった任務のために作られました。SLの9600や貨車などを保有していましたが、昭和41年に解隊しています。史実ではなくなってしまいましたが、災害時や演習の移動手段としてSLではなくDLを装備するなど「動力近代化」を果たし、引き続き自前で貨車なども保有する「鉄道輸送隊」として存続していたら・・・という設定でNゲージの車輌を塗り替えたりしています。他の車輌からご紹介するはずだったのですが、キワ90を今日のところはご紹介しましょう。オリーブドラブに塗られたキワ90、おそらくは国鉄から払い下げられ、訓練用や貨車を数輌運ぶ程度の任務に就いていた、という設定です。
車掌車は昨年暮れに沿線在住ベテランモデラー氏からいただいたものです。その節はありがとうございました。車掌車のデッキには隊員を立たせました。なお、キワや車掌車についている桜のマークですが、戦車からトラック、オートバイに至るまで陸上自衛隊の車輌に必ずついているものです。こちらは「らんでぃんぐ・ぎあ」というメーカーから出ているデカールを使いました。キワですが、戦闘用の車輌でもないので、他のトラック等の車輌と同様にオリーブドラブ一色です。迷彩塗装にするとかえって嘘くさく見えてしまうのではないかと思い、一色にしました。自由型の車輌というのは、ありそうなifを狙わないと虚構の色が濃くなってしまいますので、難しいところです。そうは言っても調子に乗ってこんな積み荷や
こんな積み荷も運んでいます(おいおい)。
続いてDB20です。こちらはモデルとなった津軽鉄道のDC20という機関車がいるわけですが、あくまでもフリーランスの車輌ですので、あれこれ遊んでみることにしました。
こちらは拙ブログでも何度かご紹介した「緑南交通」という架空の鉄道の機関車です。今日ではミモザの花をイメージした鮮やかな黄色、緑、白の車体になっていますが、かつてはこんな落ち着いた色をしていました、という設定です。薄い緑色はMr.カラー127番・コクピット色(中島系)を吹き付け、市販の黄色いデカールを裾に巻きました。このコクピット色(中島系)ですが、独特のくすんだ黄緑のような色になりますので、ちょっとレトロな感じを出したい時などにどうでしょうか。
客車は製品のままです。ちなみに今回のシリーズの動力ユニットですが、平坦線で二軸貨車4輌程度をけん引できる能力がありました。
こちらも完全に架空の姿ですが、海上自衛隊仕様でも作りました。
Mr.カラーのミッドナイトブルーで車体を塗り、桜と錨のマークを貼り、スカート部は黒く塗った後、黄色の帯デカールを貼り、ゼブラ模様にして警戒色としました。
実際に海上自衛隊では、呉で小型のディーゼル機関車を運用していましたが、こちらも既に引退しています。本来ならオリーブドラブ一色でもおかしくないのですが、ここは自分の好みでミッドナイトブルーにしました。この機関車、どこかの基地で入れ替えをやっている感じでしょうか。貨車の方も桜と錨のマークにした架空のものです。
桜と錨のマークも、前述の「らんでぃんぐ・ぎあ」製です。
もう一つお目にかけるのはこちらです。
南の島の専用線で働く機関車のイメージです。トロピカルな塗り分けにして、屋根上のライトも電車のキットの残りから持ってきました。ウェザリングを施すことでくたびれた感じを出しています。
島で獲れた果物や醸造したビールを貨車に詰め込み、島で唯一の飛行場に運びます。米軍おさがりのC-46がこれらを積み込んで、重いエンジン音と共に島を飛び立っていくのを眺めるとしましょう。
まだこんな塗装の車輌もいます。何に、どこで使われているのでしょうか。
続きはだいぶ先になりますが、後ろに従える車輌も決まりましたら、またご紹介しましょう。
令和3年8月26日に一部修正しました。
まずは製品をそのまま動力化したキワ90の二色塗装です。このカラーリング、個人的には気に入ってます。細かいところは異なりますし、より精密な製品となるとワールド工芸の製品となりましょうが、国鉄でも一、二を争う異色の車輌が(雰囲気を味わうことができる程度に)簡単に入手できるとは、いい世の中になったものです。
私はこれで満足するわけではありません。せっかくキワ90があるので、もう一輌のぶどう色2号の製品をこんな風に塗り替えてみました。
自衛隊のキワ90です。自衛隊と鉄道、と言いますと戦後編成された第101建設隊という「戦後版」鉄道聯隊がありました。第101建設隊は有事や災害時の輸送、大規模ストなどに伴う輸送手段の確保といった任務のために作られました。SLの9600や貨車などを保有していましたが、昭和41年に解隊しています。史実ではなくなってしまいましたが、災害時や演習の移動手段としてSLではなくDLを装備するなど「動力近代化」を果たし、引き続き自前で貨車なども保有する「鉄道輸送隊」として存続していたら・・・という設定でNゲージの車輌を塗り替えたりしています。他の車輌からご紹介するはずだったのですが、キワ90を今日のところはご紹介しましょう。オリーブドラブに塗られたキワ90、おそらくは国鉄から払い下げられ、訓練用や貨車を数輌運ぶ程度の任務に就いていた、という設定です。
車掌車は昨年暮れに沿線在住ベテランモデラー氏からいただいたものです。その節はありがとうございました。車掌車のデッキには隊員を立たせました。なお、キワや車掌車についている桜のマークですが、戦車からトラック、オートバイに至るまで陸上自衛隊の車輌に必ずついているものです。こちらは「らんでぃんぐ・ぎあ」というメーカーから出ているデカールを使いました。キワですが、戦闘用の車輌でもないので、他のトラック等の車輌と同様にオリーブドラブ一色です。迷彩塗装にするとかえって嘘くさく見えてしまうのではないかと思い、一色にしました。自由型の車輌というのは、ありそうなifを狙わないと虚構の色が濃くなってしまいますので、難しいところです。そうは言っても調子に乗ってこんな積み荷や
こんな積み荷も運んでいます(おいおい)。
続いてDB20です。こちらはモデルとなった津軽鉄道のDC20という機関車がいるわけですが、あくまでもフリーランスの車輌ですので、あれこれ遊んでみることにしました。
こちらは拙ブログでも何度かご紹介した「緑南交通」という架空の鉄道の機関車です。今日ではミモザの花をイメージした鮮やかな黄色、緑、白の車体になっていますが、かつてはこんな落ち着いた色をしていました、という設定です。薄い緑色はMr.カラー127番・コクピット色(中島系)を吹き付け、市販の黄色いデカールを裾に巻きました。このコクピット色(中島系)ですが、独特のくすんだ黄緑のような色になりますので、ちょっとレトロな感じを出したい時などにどうでしょうか。
客車は製品のままです。ちなみに今回のシリーズの動力ユニットですが、平坦線で二軸貨車4輌程度をけん引できる能力がありました。
こちらも完全に架空の姿ですが、海上自衛隊仕様でも作りました。
Mr.カラーのミッドナイトブルーで車体を塗り、桜と錨のマークを貼り、スカート部は黒く塗った後、黄色の帯デカールを貼り、ゼブラ模様にして警戒色としました。
実際に海上自衛隊では、呉で小型のディーゼル機関車を運用していましたが、こちらも既に引退しています。本来ならオリーブドラブ一色でもおかしくないのですが、ここは自分の好みでミッドナイトブルーにしました。この機関車、どこかの基地で入れ替えをやっている感じでしょうか。貨車の方も桜と錨のマークにした架空のものです。
桜と錨のマークも、前述の「らんでぃんぐ・ぎあ」製です。
もう一つお目にかけるのはこちらです。
南の島の専用線で働く機関車のイメージです。トロピカルな塗り分けにして、屋根上のライトも電車のキットの残りから持ってきました。ウェザリングを施すことでくたびれた感じを出しています。
島で獲れた果物や醸造したビールを貨車に詰め込み、島で唯一の飛行場に運びます。米軍おさがりのC-46がこれらを積み込んで、重いエンジン音と共に島を飛び立っていくのを眺めるとしましょう。
まだこんな塗装の車輌もいます。何に、どこで使われているのでしょうか。
続きはだいぶ先になりますが、後ろに従える車輌も決まりましたら、またご紹介しましょう。
令和3年8月26日に一部修正しました。