ノーベル平和賞授賞式が10日に行われ、日本被団協を代表し、
田中熙巳(てるみ)さんが受賞演説をされましたが、
その中で、当初予定にない言葉を加えて日本政府の被爆者への
対応を批判しています。 この内容をみるといろいろと
経緯がありますが、厚労省のいろいろ後手後手にまわる体質
は恥ずかしいですね。日本人がノーベル賞授賞式で日本の
ことを強く非難しなければいけないような状況つらいですね。
「国家補償していない」田中熙巳さん、受賞演説で「予定外」発言
この内容は現時点で毎日新聞だけが報道しているようです。
スピーチの途中で、日本政府の被爆者への対応を批判するんですが
「何十万という死者に対する補償は全くなく、日本政府は一貫して
国家補償を拒み、放射線被害に限定した対策のみを今日まで続けています」
とここまでは原稿通りですが、次ぐけて原稿にない訴え、
「もう一度繰り返します」
「原爆で亡くなった死者に対する償いは、日本政府は全くしていない
という事実をお知りいただきたいと思います」
全文を読みたい方は次のサイトから
【全文2】ノーベル平和賞受賞演説 田中熙巳さん
このスピーチの全文を読むといろいろ感じますね。
20万人以上の死亡者、そして被害を受け生き残った人たちの
その後の苦労、そして日本政府の対応。
現在の核の脅威、12000発の核弾頭が地球上に存在し、4000発が即座に
発射可能に配備がされていて、ウクライナへのロシアによる威嚇
空恐ろしい現実が浮かび上がります。現状に慣らされてきていますが、
この際やっぱり日本がノーベル賞を受賞したことを契機に現実を
もう一度見直す必要があります。
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