おすすめ度 ☆☆☆☆
感動の実話の映画化 ☆☆☆☆★
NHK BS プレミアム 鑑賞 1993年製作
スティーブン・スピルバーグ監督が、ナチスによるユダヤ人大虐殺から多くの命を救った実在のドイツ人実業家オスカー・シンドラーを描いた名作。
第66回アカデミー賞作品賞、監督賞受賞。
1939年、ナチスドイツ占領下のポーランド。戦争を利用して一儲けしようと狙うドイツ人実業家シンドラーは、軍の幹部に取り入り、ユダヤ人の所有していた工場を払い下げてもらう。軍用ホーロー容器工場を立ち上げた彼は、安価な労働力としてユダヤ人たちを雇い入れ、事業を軌道に乗せていく。しかしナチスによるユダヤ人の迫害は日ごとにエスカレートし、ついに虐殺が始まる。凄惨な光景を目の当たりにしたシンドラーは、私財を投じて彼らの命を救うことを決意する。
実話の重みがあるのと、実際にアウシュビッツ収容所で撮影したとあって、その虐殺のありさまが生々しい。
実業家の観点からユダヤ人を労働者として使っていたが、ナチスの隊長のあまりにもひどいユダヤ人虐殺を目の当たりにし、彼らを救うことになっていく。
白黒の画面が、リアリティを増し、非道な行いが胸を撃つ。
主演のリーアム・ニーソンの好演も相まって、シンドラーの人間が描かれている。
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