ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「愛しのグランマ」、レズビアンのばあさんが孫娘のため奔走する話です。

2016-04-14 16:29:39 | アメリカ映画
おすすめ度 ☆☆

ハートフルなコメディ好き ☆☆☆

劇場未公開ですが、意外に評判の映画です。

ただ、レズビアンのグランマ(ばあさん)に、高校生の孫娘が堕胎費用を無心に来る話です。

そして、このグランマ、口は達者だが、憎めないお人柄なのです。

レズビアンの相手や、昔の男、孫娘の相手の男性、グランマの詩集を欲しがる女性、金を貸している相手を訪ね歩くのですが、大金のためなかなか都合がつきません。

このグランマを演じるのが 「今宵、フィッツジェラルド劇場で」のリリー・トムリン、なんと彼女、今年のゴールデングローブの主演女優賞にノミネイトされています。

複雑な親子孫関係ですが、結局は、母親に最後はお願いして収まります。でもその途中経過が傑作です。

78分の中編なので、気軽に見られます。

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「メイドロイド 日本製人造家政婦」、希志あいの出演の韓国ピンク映画

2016-04-14 09:41:43 | 韓国映画
おすすめ度 ☆☆

韓国のピンク映画

日本のAV女優・希志あいのが「メイドロイド」役で出演しているが、ほかは韓国製。

カラオケで働いているヨンゴンのもとへ、いわゆるダッチワイフが送られてくる。

韓国なのに、なぜか日本人。

そのため、日本語を勉強したりてんやわんや。

でも、ヨンゴンは、同じカラオケで働くヨン・ソンハに惚れており、外国へ行くため貯金している。

2015年の夕張ファンタ映画祭で上映されており、一応話題性はあるみたい。

だが、AVではなく、あくまでピンク映画なので、それなりの場面はあるが、過激的ではない。

最後のオチはちょっとやるせない。
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「愛を語れば変態ですか」、演劇界の鬼才・福原充則、映画監督デビュー

2016-04-13 18:06:34 | 日本映画
おすすめ度 ☆☆☆

小さいころから映画監督になりたかった福原。演劇界で知られるようになり、映画化の話が来た。

タイトルがちょっと突飛だが、変態の映画ではない。

ただ、一部劇場のみの公開なので、知名度は低い。


原作、脚本、監督を一手に引き受けた福原。実は、すでに演劇で上演されている。

カレー屋の開店を明日に控えた夫婦の物語で、ほぼカレー屋で話がまとまる。

ただ、演劇の映画化だけに、セリフのやり取りがメインで、その話が面白ければ面白いが、人によりとらえ方が異なり、向き不向きが。

カレー屋にやってきた3人と助っ人の4人が夫婦にからみ、男女関係を中心に話しまくる。

ちょっと、哲学的になったりして、簡単ではない。

73分の小品なので、まあ、見れない映画ではない。

女主人公に黒川芽以が扮し、万人に惚れられる女を演じている。
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「名もなき塀の中の王」、少年犯罪者が上級刑務所で、父と出会い成長する物語

2016-04-12 18:55:05 | イギリス映画
おすすめ度 ☆☆☆

R15+ かなり鮮烈な暴力シーンがあり要注意。

刑務所内の話で、外へは出ない。閉塞感漂う作り。

脚本家は、実際に刑務所のセラピストの経験があり、ロケも実在の刑務所で行われている。主人公(「Unbroken」のジャック・オコンネル)は全裸で演技シーンも。

イギリスの刑務所だけに、日本やアメリカとも中のシステムは異なる。

暴力事件を起こしたエリック、未成年でありながら刑務所送りに。

だがそこは、犯罪者のヒエラルキーがあり、暴力も日常茶飯事。

暴力に自信のあるエリックは、さっそく武器を作ったり、腕立て伏せで、力を温存したり。

この映画の大半は、暴力沙汰。

もちろん、刑務所内の日常も活写されるが、いつ襲われるか、戦々恐々だ。

そんな中、この刑務所のボス的存在の男が、実はエリックが5歳で別れた父親だとわかる。

最初は、距離を置いていたが、徐々に情が縮まる。

一方、暴力犯に対するセラピーも行われており、心の落ち着けどこを学ぶ。

そうして徐々に、成長するエリックに一大事件が発生する。

そこで再び父子の関係を再認識。

ハッピーエンドとはいかないが、一条の光が差す。
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香港旅行 二十 歴史博物館

2016-04-12 09:43:44 | 日記
その地を訪れると、歴史博物館を訪れるようにしている。

香港の歴史博物館は、尖沙咀のはずれにある。

隣には、科学博物館もある。

かなり大掛かりな博物館で、香港の歴史がよくわかる。

民族衣装の人形や、京劇のような舞台の展示も。

この博物館で経験したこと。

入場券売り場。

入場料がわからないので、大きめの札で釣りをもらった。

売り場は2か所あって、隣にも人がいた。

もらった釣りのうち、一枚の硬貨が転がりだした。

拾おうとするが、残りの札のつり銭のほうが大事なので、そちらに気を取られていると。

隣の中国人連れの一人の女性が、硬貨を拾ってくれた。


私に返してくれるものと思ったが、知らぬ顔。

「おいおい」というが、言葉が通じない。向こうを向いたままだ。

結局持ち逃げされた。

一枚の硬貨は、10円かそこら、目くじら立てるのも大人げないが、

なんともわびしい気持ちになった。
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「コインロッカーの女」韓国ナンバーワンヒットの傑作

2016-04-11 17:31:16 | 韓国映画
おすすめ度 ☆☆☆

韓国ノアール映画好き ☆☆☆☆

一部劇場でのみ上映


たしかに、えぐい映像の数々、人を人と思わない主人公たち。

アクションやロマンスを求める向きにはおすすめできません。

だが、お母さんとコインロッカーで生まれ成人した女。

この二人の最低女を演じる女優の演技力。

えぐい映像の中に一筋の光を求める演出の確かさ。

韓国映画ならではの、えぐさとロマンス。

コインロッカーに捨てられ、金融ブローカーと臓器売買を生業とする女に育てられたイリョン。

成人して、母親の仕事を手伝っていたが、父親の借金で追われている青年の純粋なやさしさに触れて、恋心を抱いたことから歯車が狂いはじめ、壮絶な殺戮の繰り返しが始まる。

家族同然だった、疑似家族の崩壊と、やさしさに目覚めたイリョンの自立が描かれ、暗い中にも一筋の光が見える。

イリョンを演じるのは、「メモリーズ 追憶の剣」のキム・ゴウン、母親を演じるのが「10人の泥棒たち」のキム・ヘス。

監督は、新人のハン・ジュニ。

韓国の底力を見る。

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香港旅行 十九 トラム 続

2016-04-11 09:13:41 | 日記
トラム試乗

セントラル駅で下車。

ここは、ビジネス街。高層ビルが立ち並ぶ。

人も多い。

トラムは、何台も連なっている。

この狭いところを、よくまあ、事故もなく運転している。








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「グランド・ジョー」、ニコラス・ケイジ久々のグッとくる映画

2016-04-10 17:48:50 | アメリカ映画
おすすめ度 ☆☆

ニコラスケイジ好き ☆☆☆☆

一部劇場公開

R+15 かなり暴力シーンが多い。

アメリカ南部、犯罪多発地帯。

ニコラスケイジ扮するジョーは、過去に犯罪を犯したが、今はまじめに森林伐採業の取り締まりをしている。

飲んだくれの父のほか、母と妹を養っている少年ゲイリー。父の暴力にさらされている。

少年は、ジョーのもとで働く。

南部の下流社会の町では、暴力沙汰は日常茶飯事。だが、物語は淡々と進む。

ちょっとした小競り合いの後、ジョーは銃で撃たれる。

一方、ゲイリーの父親の暴力も勢いを増す。

そんな、ジョーとゲイリーの交流を暖かく描いている。

だが、過酷な運命が待っていた。

ニコラスケイジが、久しぶりにいい演技をして頼もしい。

ゲイリー役のタイ・シェリダンは、第70回ベネチア国際映画祭で新人俳優賞を受賞している。

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香港旅行 十八 トラム(2階建て電車)

2016-04-10 09:30:21 | 日記
前から乗りたいと思っていた2階建て電車トラム。

香港島へ渡って、試乗。

幸い、早く乗れたので、2階の正面に位置する。

写真撮影に絶好の位置。


香港のトラムは、香港島北部、東側の筲箕湾(サウゲイワン)と西側の堅尼地城(ケネディタウン)を結ぶ路線と、中央部の跑馬地(ハッピーバレー)に向かう路線を持つ路面電車である。

今回は、サウゲイワンから乗車。








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「リップヴァンウィンクルの花嫁」、岩井俊二のファンタジー、黒木華主演!

2016-04-09 18:11:36 | 日本映画
おすすめ度 ☆☆☆

岩井俊二好きな人 ☆☆☆☆☆

上映時間3時間のファンタジー。まあこれに耐えられる人は岩井ファン。

ファンタジーと書いたが、題名が示す通り(アメリカ版浦島太郎物語)それは、現実への橋渡しなのです。

控えめで、高校教師失格の七海、SNSで知り合った男と結婚するも、はめられて追い出されてしまう。

そしてたどり着いた豪邸。そこはAV女優眞白の仮住まい。

そこで繰り広げられる花嫁騒ぎ。

なんともメルヘンチックな画面の連続で、うっとりしてしまう。

だがそこは、リップバンウインクル。

現実に引き戻されて物語は終わる。

それぞれのエピソードを丁寧に重ねどりしながら、虚構と現実をあぶり出し、社会のひずみを訴える。

うまい、岩井俊二。

舞台回しの綾野剛も堂に入っている。

黒木華も、岩井さんがあて書きしたほどの役にぴったり、演技も当然。
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