気ままに 自由に 生きる

このごろ、ランチ(松幸日替わりランチ)/買い物(DVD、本)/手話に熱中。 

7) 老いた母

2011年06月07日 | 今日の思い
昨日の訪問調査に同席して
調査員が投げかける質問に素直に答えている母親の回答を聞きながら
母のことをあまりにも知らなすぎた自分が情けなく思えてきました

入れ歯のこと
夜中に2回はトイレに起きること
2時間も寝ていると背中の痛みで目が覚めてしまうこと
膝に手を置くと歩きやすいこと


母親は背中が丸まり、歩く足どりもおぼつかない自分の姿は息子に申し訳ないと言いました
息子であるわたしは、老いた姿の母親と一緒に歩くことものがいやだともそのことで引け目を感じるなどとはこれまで一度も思ったことはないし、ましてやそれを口したこともありません
なのに母はなんてことを口走ったのでしょうか

今まで外食に誘っても「自分はいいからみんなと一緒に行って来て」などと断ることが多かった母の真意がわかったような気がしました
息子と一緒にいることが
「あの老人の息子はあの男か、あの男の母親はあんな老人か」
などと人に指さされることがたまらなくつらいことだと思ったのではないでしょうか

今まで母は
わたしのことが気に入らないため
避けているとばかり思っていました
そのように思っていた自分が恥ずかしく思え
また母に申し訳ならったと思うと涙がこぼれました




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