「アイアムイン 、アイアム」
やまのむこうに山があって
そのむこうにまた山がみえる
9月22日から南相馬市原町区銘醸館で開催されている「古山菜摘スケッチ展」を見るため夕方車を走らせた。
閉館まであと30分。この機を逃すとしばらく彼女とは会えない。
「明日の朝5時の高速バスで帰られますよ」
農家民宿翠の里のお母さんから連絡を受けたのはその日の午後。
古山菜摘さん。この名前を最初に宿泊名簿で見たのは数か月前だった。
その後何度も何度もその名前は報告され、おまけに翠の里のお母さんが「なっちゃんがね…なっちゃんがね…」
と嬉しそうに教えてくださるので頭にこびりついていたのだ。
そのなっちゃんは茨城県つくば市から震災後、縁あって初めてここ南相馬市にきた。
そして初めて農家民宿というものに泊まったそうだ。
「おもしろい!!」
「どうでした?農家民宿?」そう聞くと子犬のような笑い声と一緒にそんな答えが帰ってきた。
そのおもしろい農家民宿になっちゃんは何度もリピーターとして宿泊し、そこで作家活動をし
そしてここで作品を完成させで個展を開いた。
まるで小さな子供に絵本を読み聞かせるようなゆったりとほのぼのとした時が漂よう。
この日は移住して来られたNさんの奥様が菜摘さんの髪を仕上げてくれたそうだ。
黒髪に白地の花の髪飾りがよく似合っている。
作風と作者の雰囲気がよくにてる
アイアムイン・アイアムは10月2日(日)まで開催中です。
>>南相馬市ふるさと回帰支援センターHPへ
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