おはようさ〜ん 昨日は、謡曲の稽古、岐阜県日中友好協会総会出席、そして友人宅で美味しい食事をご馳走になりました。日常生活への復帰が始まりました。
2009年放送のNスペ「プーチンの子供たち」を見ました。プーチンの目指すものは、偉大なるロシアの復活。軍事ビジネスは金になる。いわゆる軍産複合体を形成していく様子を放送していました。
そして愛国教育を子供たちにしていく様子は、いつか見た光景でした。
2008年の北京オリンピックの時に、グルジアを侵攻。そして今年北京冬季オリンピックのウクライナ侵攻。
世界が注目するオリンピックに焦点を合わせた軍事行動。
プーチンが生きている限り、この時代錯誤のロシア帝国復活の試みは繰り返すのだと思います。
戦争は、何のためにあるのか。暴力で相手を屈服させることは、何を産むのか。
僕が思うのは、プーチンがやっていることは、ネオコンのロシア版であり、兵器ビジネスを大きくすることです。
軍事産業は、国家が独占できます。また、兵器ビジネスは、各国の国家予算に組み込まれているので、取りっぱぐれがありません。
しかし、戦争が経済的に割が合わないことは、経済学的にも証明されています。農地を荒らし、人々から家と生活を奪い、貧しい人々を産み出します。GDPを押し下げるのです。
世界が目指すべきものは、食糧問題、エネルギー問題、環境問題、持つべき国と持たらざる国による相互補完であると思います。
その意味で、多国籍企業が行ってきた利益の独占と貧富の格差拡大、農産品の買い叩きなどは、是正されるベキでありましょう。
この是正は、米国、ロシアそして中国がやろうとしている新たな冷戦ではなく、例えば、ローカルコンテントを高めることや、希少資源の開発におけるプロダクトシャエリング契約や国際的な取引におけるルールの策定を履行を求めることにより十分可能ではないかと思います。
テレビを見ていると、米国の傘に急いで入るしか日本が生き残る道がないような論調が出来上がりつつあるように思いますが、今は亡き我々の先輩たちが何を教訓として残していったかをしっかりと受け継ぐ必要があるように思います。