Wind of Mind

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プログレッシブ・ロック編:キング・クリムゾンKing Crimson②

2006年10月12日 | 洋楽のルーツ
クリムゾンの音造りは、私には少しマニアック過ぎたようで2枚目以降「ポセイドンの目覚め」(写真)「アイランド」「太陽と戦慄」ぐらいしか聞いておりません。
というか、1枚目が良過ぎたため2枚目以降が物足りなく感じたのです。
しかし、他のプログレバンドに比べると売れ線やポップ路線に行くことなくわが道を進んでいたように思います。
そういう意味において、クリムゾンこそ真のプログレバンドといえるのかも知れません。

それから1974年に早くも一度目の解散をしてしまったことも私がのめり込まなかった(込めなかった?)理由のひとつでしょう。
私的にはここでクリムゾンは終わってしまいしました。

1980年代になって、バンドの中の2人目のギタリスト、エイドリアン・ブリューが加入。
第2期クリムゾンがスタートしますが、80年代半ばで解散。

1994年に第2期のメンバーを中心に再々結成。
翌年には来日公演も行いました。
ロバート・フリップがいる限り、キング・クリムゾンは活動を続けるのだと思います。

プログレッシブ・ロック編:キング・クリムゾンKing Crimson①

2006年10月11日 | 洋楽のルーツ
キング・クリムゾンは今までご紹介してきたプログレバンド、EL&P、Yes、ピンク・フロイド、ムーディ・ブルースのなお上を行く、ある意味カリスマ的な存在のバンドであります。

何といっても衝撃のデビューアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」(写真)(1969)はビートルズのアビー・ロードをチャートの1位から引きずりおろしたという神話を生んだ名盤で、「21世紀の精神異常者」などの音造りは今もなお斬新な感じがするぐらいです。

しかし、このバンドもメンバーチェンジが激しくオリジナルメンバーで全期間在世来ているのはギターのロバート・フリップただ一人。ゆえにプリップ=クリムゾンという感覚が私の中にはあります。

歴代メンバーの中には、のちにELPで成功を収めたグレッグ・レイクをはじめ、イアン・マクドナルド(後にフォリナー)、ジョン・ウエットン(エイジア等)、ビル・ブラッフォード(Yes)、ボズ・バレル(後にバッド・カンパニー)などが在籍。
私的には特にボズ・バレルがちょっとびっくり。
4thアルバム「アイランド」でベースとヴォーカルをとっているのがこのボズ・バレルでした。このアルバムではボズとだけ標記され、か細い感じのヴォーカルでバッド・カンパニーで受ける感じとはちょっと違っていました。
クリムゾンでヴォーカルをとっていた人がベースだけ参加しているバッド・カンパニーってなにもの!?という感じがしましたが、バッド・カンパニーのヴォーカルはあのポール・ロジャースですからね~(苦笑)

アイランド


バッド・カンパニー(右から2番目がボズ・バレル)

アルバム・ジャケットの魅力:ロック・アーティスト編

2006年10月11日 | ジャケット・アート
音楽だけじゃないぜ!
カヴァー・アーティスト顔負けのロック・ミュージシャンによる作品です。

トップ画像はフレディ・マーキュリー「オペラ座の夜」!
「華麗なるレース」とともに、メンバー4人の星座をモチーフにした作品。
クイーンのロゴも彼の作品です。


Tレックスのジャケットは、な、な、なんと、ビートルズ、リンゴ・スターの作品!


ディープ・パープルのベーシスト、ロジャー・グローバーも負けてません!(ジョン・コレッタとの共作)


ヴァンデンバーグもロゴからデザインまでスーパーギタリスト、エイドリアン・ヴァンデンバーグが!

秋限定 栗あん かもめの玉子 

2006年10月10日 | お菓子な話
「かもめの玉子」は岩手県大船渡市の名物お菓子です。
盛岡でも売っていて、岩手のお菓子としては「南部煎餅」の次に有名?
かもしれません。

昔は、少し、大き過ぎる感じがありましたが、今は改良されて少し小さめに。
さらに食べやすいミニサイズもあります。
当初は、この丸い玉子の形にするのに大変苦労があったそうです。

さて、今回は秋限定の栗あんです!

表面のマロンクリームには、ほのかにコーヒーの香りが。
中の栗あんと絶妙のハーモニーを奏でます。

季節により苺や桃バージョンもありますが、私的にはこの栗あんが一番のお気に入りです。

カヴァーデイル・ペイジ・ジャパン・ツアー1993

2006年10月09日 | コンサート・レビュー
電話のベルが鳴った。
N氏は反射的に受話器に手を伸ばした。

「もしもし・・・」電話に出ると、「先輩!」と聞きなれた声。
彼は良くロックのコンサートに行く大学の後輩である。

「実は今日カヴァーデイル・ペイジのコンサートなんですが、一緒に行くヤツが風邪で倒れちゃったんです。それで、どうかと・・・」

実は、このコンサート私も誘われたのだが、12月の忙しい時期なので(本当はこの年の12月は、あのディープ・パープルの日本公演も行ったので先だつものがない!?)断っていたのであった。

う~む。カヴァーデイル・ペイジはやはり見ておきたい。後輩も困っている。。。

「先輩!そいつは料金はまけると言ってます。」

「いや~そうかい・・・」話はまとまった。


・・・というわけで、当日、思いもかけずカヴァーディル・ペイジを観にいくことになりました。

内容的には、ツェッペリンとパープルのファンはやはりこの2人を見れるだけで涙ものだったと思います。
ツェッペリンの曲も何曲かやったと思います。
ペイジもさすがに年齢を感じさせますが、ピッグを前に突き出す得意のポーズが炸裂すると、思わず、おおっと感動してしまいます。
しかし、カヴァーデイルのヴォーカルはいまいちでした。
高音部は意外に?まあまあなんですが、逆に中音階の音がフラット気味で出ないんです。
不調の時はこういう現象が良くあります。中間音階の支えがきかない感じなのです。

私はといえば、急だったのでもちろん予習もしていない。しかし、バンドのメンバーのドラムスが、あのモントローズのデニー・カーマッシー!であることを発見し、そのヘヴィーかつタイトなドラミングに聴き惚れておりました。

で、1時間が過ぎそろそろ調子が出てきたかなと思ったら・・・
・・・終わってしまいました。嘘でしょう~!!??

正味1時間半あったかないかぐらいだったと思います。
一緒に行った後輩も、今までで一番短かったのでは?と首を傾げていました。

なんとしてもアンコールに引っ張り出さねばと拍手をし続ける大観衆。

で、アンコールにペイジが白いTシャツ姿で出てきまして、妙に哀愁を感じたことを覚えております。

1993年も暮れようとしていた12月14日、討ち入りの日。
師走の午後の出来事でありました。

文句なしにカッコいい二人です。

少年少女世界推理文学全集の思い出

2006年10月08日 | 想い出diary
小学生の頃、推理小説に熱中した時期が誰にでもあると思います。

私も、図書館から借りて時間を忘れて読んだものです。
その代表的なものが、江戸川乱歩の名探偵明智小五郎と怪人二十面相の少年探偵団と、このあかね書房の「少年少女世界推理文学全集」でした。
そのほかSFの全集も読みました。

この推理文学全集にはポー、ドイル、ルブラン、カー、クリスティ、クイーン、バンダインなどそうそうたるメンバーが揃っていました。
その中で、私が子供心を躍らせてドキドキわくわくして読んだ作品がありました。
それはクイーン、バンダイン、クリスティ等の本格派でもドイルやルブランの探偵・怪盗物でもなく、№9のウイリアム・アイリッシュ「恐怖の黒いカーテン」(写真)の中の短編「アリスが消えた」でした。

そのスリルあふれる内容は今でも鮮明に覚えていて、どうしてもまた読みたくて去年いろいろと探しましたが、あかね書房のこの全集はすでに廃刊。ようやくネットでコーネル・ウールリッチ短編集の中に見つけることができました。

しかし、読んでみると肝心な部分の訳がちょっと違っていて、がっかりしました。
この時、故福島正実氏の訳がいかにすばらしいいものだったのかに気がつきました。

先日、市立図書館でこの本と30数年ぶりにめぐり合うことができました。
読んでみるとあの時の文章がそのままそこにありました。
やっぱり覚えていた通りでした。満足満足(笑)

どんな文章かって?


それは冒頭、ぼく(主人公)とアリスの結婚式が終わったところから始まるのですが。。。

・・・

しばらく走ってから、ぼくは、アリスに、そっと聞いた。

「アリス・・・後悔してないかい?」

※花嫁さんにむかって、花むこさんは、かならずこうきくものなんだ。
 なぜかって?そうだな、それは、きみの、結婚しているにいさんにでもねえさんさんにでもきいてみるがいい。ごきげんのいいときなら、きっと教えてくれるだろう。。。
     
 この部分です!※の部分がないのです!

 ところで、このせりふ。私は自分の結婚式の後使ったかどうか・・・
 それはご想像にお任せいたします。

アルバム・ジャケットの魅力:ユーモア編

2006年10月08日 | ジャケット・アート
理屈ぬきに笑えるジャケットです。
トップ画像はストーンズ!

スパークス「キモノマイハウス」
変な二人組み(兄弟)クリックしてください。


チープトリック:イケメン2人と対照的な2人のバンドでした。
(クリックすると裏面の変なおじさん)実際のうらジャケはさらにさかさまになっております。


ジョン・レノン「心の壁愛の橋」
クリックするとジョンの遊び心たっぷりの裏ジャケット。


ジャケットを開くとこんな顔も。


中のライナーかっこいいジョンですが、クリックすると裏面が(苦笑)

アルバム・ジャケットの魅力:ジョン・コッシュJOHN KOSH

2006年10月07日 | ジャケット・アート
ビートルズやイーグルス、Tレックスなど我々世代にはあまりにも有名なジャケットです。
トップ画像はイーグルス「ホテル・カリフォルニア」!

ビートルズ「LET IT BE」


THE WHO「WHO'S NEXT」


T・REX「Tanx」


キング・クリムゾン「RED」


ロッド・スチュワート「アトランティック・クロッシング」



ハード・ロック編:ユーライア・ヒープUriah Heep:対自核(LOOK AT YOURSELF)

2006年10月05日 | 洋楽のルーツ
ユーライア・ヒープはブリティッシュ・ハード・ロック・バンドとして1972年ごろまではディープ・パープルとともに人気があったと思います。
何といっても「対自核LOOK AT YOURSELF」(写真)の洪水のような音量に圧倒されました。
またこの邦題はロック史上でもトップに入るのではないかと思います。
昔は邦題もこのような素晴らしいものが多かったような気がします。
その辺は、プロレスラーのニックネームにも共通するものがあると思います。

ジャケットも「対自核」はちょっと凝ったつくりでしたが、そのあとの「悪魔と魔法使い」からなんとロジャー・ディーンが起用されます。

「悪魔と魔法使い」はそのジャケットに負けないくらいの出来で、ハードの中にアコースティックな要素をちりばめた私好みのサウンドでありました。
次作「魔の饗宴」もなかなかにハードでいい出来栄えだったと思います。

ところが、このバンドはメンバーチェンジが激しく私も良くわからない。(苦笑)
オリジナルメンバーのミック・ボックスとデヴィット・バイロンがかろうじてわかるぐらいです。

そしてなんと、あのジョン・ウエットンが在籍していたことをかなり後で知り驚きました。
ジョン・ウエットンはロック界の流れ者といわれるほど色々なバンドを渡り歩くので有名だったのですが、キング・クリムゾン、U.K.、ウィッシュボーン・アッシュ、エイジアとプログレのイメージが強く、まさかユーライア・ヒープに在籍していたとは思いませんでした。

「魔の饗宴」以降はほとんど聴かなくなってしまいましたが、初期においてはブリティッシュ・ハードの人気バンドだったことは間違いないと思います。