幻家post

絵葉書のように旅の味わいをお届け

鳴子峡で山形が恋しい

2018-10-31 | 甘くないもの
今頃が一番綺麗に色づいているはず。
鳴子峡の紅葉、まだ始まったあたりでも、観光客だらけだった。
トンネルを抜け、中山平温泉駅で降りる。古びたSLが置かれていた。

勝手知ったる様子の熟年日本人のあとをつけて、温泉街方面へ。
写真を撮りまくる彼らを、引き摺る足で抜かし、静かな細道を進む。
人の気配も道路案内もない。ぼうぼうと温泉の湯気が吹き上げていたりする。

車道も離れてハイキングコースのような山道に入ると、熊でも出そうな雰囲気。
日も陰って、遥か崖下には川の音がして、中国人の喧騒が懐かしくなる。
展望所からは、特に展望できず、そのままレストハウスに出た。

人人人、時々犬の間をすり抜けて、売店で玉こんにゃくを発見した。
鍋で煮込まれている茶色い丸たちは、目と鼻の先の山形名物。
はふはふと頬張りながら、ついつい山形も恋しくなってしまった。

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