幻家post

絵葉書のように旅の味わいをお届け

冬は秘められた雄冬岬

2020-12-07 | 北海道
いかにも、冬の似合いそうな地名、雄冬。(行ったのは夏)
ここに国道が開通したのは、ほんの40年ほど前の昭和56年。
冬期間も通れるようになったのは、なんと平成4年という。

断崖絶壁に阻まれた雄冬地区には、北側の増毛町から船で行くしかなかった。
それも一日一往復で、時化でよく欠航したというから、凄まじい。
何がって、そういう場所に人々が住んでいたということに、驚く。

よほど素晴らしい何かがあったに違いない。増毛、雄冬。
薄毛に悩む男たちのため、冬の寒さも利用した秘薬を作っていた・・・?
そんなわけはない。ましけ、おふゆ、どちらもアイヌ語由来の地名。

岬はトンネルで貫かれ、その傍に白銀(しらがね)の滝がある。
国道の出来る前は、滝は海に落ちていたそう。よくぞ道を作ったものだ。
ひときわ目立つ看板が、マムシに注意、というのも、やっぱり雄に効きそう。

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