幻家post

絵葉書のように旅の味わいをお届け

飛行を夢見るオオカミ

2020-12-14 | 北海道
十日後に迫った大仕事を前に、準備しているはずなのは、トナカイ。
自慢の角を磨き、鼻には伝統的な紅を塗り、肢の屈伸にも余念がない、だろう。
夏の旭山動物園で、ぞろぞろ歩いていたのは、シンリンオオカミたち。

さっきまで、犬のようにじゃれあっていたのに、急に隊をなして行進を始めた。
何かの練習にも見える。もしかして。
犬ぞりレースだってあるくらいだ、オオカミにだってできるんじゃないか。

ティンカーベルの粉を振りかけてもらえば、空だって飛べるはず。
この檻から出られるなら、トナカイと仲良くしてやってもいい。
と、夢見ているかどうか、割と広いオオカミの森。隣はエゾシカの森。

オオカミが絶滅して、エゾシカは今や害獣なのを、あえて隣り合わせたそう。
トナカイ舎は、ここより上のオランウータンの隣。もしかして。
北海道担当のサンタは、エゾシカが牽くソリに乗っているのかもしれない。

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