幻家post

絵葉書のように旅の味わいをお届け

行列の先の美味と疲労

2016-07-15 | ジェラート
この違いは、盛り手の違いか、フレーバーの性質の違いのせいか。
なんだか知らんが、テンションが一段下がる。

アルトラーチェ・ジェラート&コンフェクションズという長々しい名の菓子店は、
北広島のほぼ厚別に接するあたり、国道274より一本森林公園側の静かな道に
半ば隠れるように建ち、あやうく通り過ぎかける密やかな場所にある。

にも関わらず、休日のこの日、店の外に続く列に20分はゆうに並んだろう。
ジェラート屋でこんなに待ったことはない。ようよう前客の隙間から味を盗み見て、
ピスタチオ、というと特別料金が百円かかるという。書いておいてくれ!
咄嗟にやめて悩み、狼狽し、レアチーズと小林牧場牛乳を頼むと、上下白くなった。

連れのくちゃくちゃは、ベリー系の二種で、どれも味は濃くて滑らかで、
そうして、恐るべき速さで溶けていく。店内は狭すぎてゆっくり座れもしない。
外は小さな虫がぶんぶん飛び、野趣に溢れる。美味しいけれども、精神は疲れた。

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