prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「キャリー2」

2006年02月13日 | 映画
「キャリー」のブロードウェイ・ミュージカル版というのがあって、史上最大の大赤字を出したそうだが、この23年ぶりの続編もなんだか呪いがかかっているみたいな出来。まあ、こういうのはヒドいのを承知の上で見てしまうものですが。

筋はほとんど前作の焼き直し。なんでヒロインのレーチェルが念力を持っているかというと父親が同じだからという強引な設定。その父親も全然出てこないし。
「鳥」の続編の「新・鳥」(!)なみに、中途半端なリメークを続編と称しているだけ。

前作で唯一生き残ったエイミー・アーヴィングがハイスクールの先生になって登場、しきりとレーチェルを救いたがるが、騒ぐだけ騒いで何の役にもたたず銛で頭を刺されて惨死するのだからヒドい。スピルバーグと離婚したのだからずいぶん慰謝料ももらったろうに、なんでこんな役やるかな。
シシー・スペイセクは出演を依頼されて断ったそうだが、そりゃそうでしょ。

カット(キャサリン)・シーアという女性監督だが、だからどうということもない。
(☆☆)

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