1953年、ロバート・ワイズ監督、リチャード・バートン主演。
第二次大戦中のトブルク戦線でロンメルに対抗した連合軍の奮戦を描くのだが、戦い方が物量にものをいわせたりゲーム的だったりといった余裕はなく、「鼠」と呼ばれるように苦心惨憺しながらゲリラ的にこまめにあちこち穴から出没してまわり、隊の中での対立や軍規の緩みとも戦う姿を描く。
どちらかというと地味な作りだが、最近の戦争もののようにやたらと生理的に締め上げてくるようなところはなく、戦闘シーンもほどほどにスペクタキュラーで、その程の良さが、ロバート・ワイズらしい。
夜の外景が多いから当然擬似夜景で撮っているが、ぼやっとしていないそれなりにくっきりした画調で見せるルシエン・バラードの白黒撮影が好調。
ジェームズ・メイスンのロンメルは「砂漠の狐」に引き続いての出演だが、顔見せ程度。
(☆☆☆)
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本ホームページ
砂漠の鼠 - goo 映画
第二次大戦中のトブルク戦線でロンメルに対抗した連合軍の奮戦を描くのだが、戦い方が物量にものをいわせたりゲーム的だったりといった余裕はなく、「鼠」と呼ばれるように苦心惨憺しながらゲリラ的にこまめにあちこち穴から出没してまわり、隊の中での対立や軍規の緩みとも戦う姿を描く。
どちらかというと地味な作りだが、最近の戦争もののようにやたらと生理的に締め上げてくるようなところはなく、戦闘シーンもほどほどにスペクタキュラーで、その程の良さが、ロバート・ワイズらしい。
夜の外景が多いから当然擬似夜景で撮っているが、ぼやっとしていないそれなりにくっきりした画調で見せるルシエン・バラードの白黒撮影が好調。
ジェームズ・メイスンのロンメルは「砂漠の狐」に引き続いての出演だが、顔見せ程度。
(☆☆☆)
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