十歳くらいの女の子が出てくるので、一作目の終盤の山上たつひこばりのトンデモ展開の続きかと思ったら関係なし。
盲目の老人が案に相違してバカ強いという意外性は二度は効かないわけで、別に老人の過去にやったことを持ち出してきているのだが、どうも続編というにはとってつけたようでつながりがいささか弱い。
どうも今回の爺さま、目が見えてるんじゃないかと思うような雑な演出演技が目立つ。
暗闇の中では盲人の方が有利という設定は繰り返せないので、普通に明かりがある中の目明きと盲人との戦いとなると「座頭市」あたりを参考すればよかったのではないか。
終盤にまたトンデモ展開があるのだけれど、これまたとってつけたような印象は免れない。
犬の扱いで上手いところあり。