prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

ヒーローたちの壮絶人生「24時間俳優だった 松田優作と妻 美由紀の10年」

2012年11月18日 | 映画
松田優作が美由紀夫人と結婚するときに奥さんの母親が、娘を不幸にするのだったら許さないと刃渡り20センチの包丁を持っていって、親というものはそこまで子供を思うものだと談判したという。すごいお母さん。

複雑な家庭に育った優作が、息子ができて育っていくのに合わせて自分の子供時代を追体験して気持ちに整理がついていって、結婚当初の常にものすごい緊張感を撒き散らしていたのが次第に穏やかになっていったと語る。

優作のようになりたいという役者志願の若者はいるけれど、自分自身と向かい合わなかったらムリと言う。役者に限らないことだろうが。

当然ながらというか、息子ふたりは登場しないがいずれはこういうインタビューを受けることになるかもしれない。度外れた父親を持ってどう克服するのか。

最初の美智子夫人の方はほとんど優作夫人だったことすら語らなくなっているのがまたおもしろい。

チャンネル [BSプレミアム]
2012年11月15日(木) 午後10:00~午後11:00(60分)
ジャンル ドキュメンタリー/教養>ドキュメンタリー全般

番組内容「奥さんがしゃしゃり出るのはいや。でも私が松田優作から何を感じ取ったかは語れる」と妻美由紀。優作の後半生を共に歩み素顔を見つめ続けた妻が初めて語る壮絶な俳優魂

出演者ほか【出演】松田美由紀,【語り】仲村トオル,【朗読】国井雅比古

俳優・松田優作。強烈な個性と圧倒的な存在感で人々をひきつけ、後半生には、1作ごとに俳優として変身を繰り返してきた。その最後の10年を人生の併走者として、間近で見続けてきたのが、妻で女優の松田美由紀である。その美由紀が、初めて優作との私生活を洗いざらいに語った。「奥さんがしゃしゃりでるのは嫌。でも優作から何を感じ取ったかは語れる」という。人間・松田優作の素顔とその壮絶な俳優人生が浮かび上がる。


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