prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

山上たつひこ 原画展

2016年07月09日 | 
「がきデカ」が一ページ内でギャグを決めているところを分けて販売していた。

それから「新喜劇思想体系」「半田溶介女狩り」「光る風」などの原画が展示してあって、まあマンガの原画というのは通常の絵画以上に印刷された状態との差が大きい。
写植が貼ってあるわけだし、鉛筆書きの印刷の仕方の指示は印刷されると飛んでしまうわけだし、ホワイトで塗り潰したのも同様。

「半田溶介女狩り」で女性器を予めもっと具体的に描いていたらしくホワイトで潰したのがわかる。
また「新喜劇」で、血のりをベタで塗っているのが印刷したよりもっと生々しく見える。

「中春こまわり君」あたりの枯れた画はあまり置いていなかった。ずいぶん時期によって画風が違うはずなのだが、会場が小さいせいか十分に並べきれなかったうらみはあり。

山上たつひこ 原画展 ~『文藝別冊 山上たつひこ』 (河出書房新社) 出版記念~


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