prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「アキレスと亀」

2009年12月29日 | 映画

主人公は絵の才能があるの?ないの?
脈絡なくウォーホルやリキテンスタインほかやたら色んな画家の真似してばかりいたり、かなり古いセンスのアクション・ペインティングにふけったりと、才能あるとは思えないのだけれど。
大森南朋の画商の批判はいちゃもんじみた言い方をしているけれどみんな当たっている。
才能なくて生活態度だけ芸術家というくらいはた迷惑な人もいないだろう。

ラストで「そしてアキレスは亀に追いついた」、と字幕が出るので、あれ、主人公はアキレスの方だったのと思う。亀の方だと思っていた。どうもウサギとカメの話とごっちゃにしていたみたい。

たけしと樋口可南子の夫婦の出番が遅いのにちょっと驚く。尺数の半分くらいは生い立ちを綴るのに費やされていて、別キャスト。
(☆☆☆)


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