prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」

2024年12月13日 | 映画
見たところ出てくる一万円札の束が福沢諭吉ばかりで渋沢栄一は見かけなかったと思うが、どういうことかな。実は混ぜると都合が悪い理由があるのだが、気がついたのはずっと後になってから。

内野聖陽が居並ぶプロの詐欺師たちの中であくまで素人で、税務署員という強権的になってもおかしくない立場でも、なんだかひどくびくびくしている。
ミッションとするとあくまで小澤征悦の脱税を摘発するのが目的で、コンゲーム式にひっかけて一杯くわせるのは岡田将生の担当ということになる。このあたりの目的のずれがひとつの軸になっていて、他のメンバーも、必ずしもチームワークがいいというわけではない。

仇役の小澤征悦なのだが、なんだか成金的な金持ちというわけでもなく、かといって日本映画式に貧乏くさいわけでもない。ロケセットなのか、古いけれど風格がついているわけではない建物を使っている。
「コンフィデンスマンJP」式に作りものっぽいハデな背景でメリハリをつけるのとは違う。

内野が前半のビリヤードでちゃんとフルショットで決めている。





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