prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

日比谷図書文化館(日比谷図書館改め) 開館

2011年11月11日 | Weblog
東京都立だった日比谷図書館が千代田区に移譲されて改装され、千代田区立日比谷図書文化館として11月4日に開館したので、行ってきた。

本の冊数は大幅に減った感じで、CDやDVDも置いていない(都立だった時は現代音楽が揃っていてよく利用した)。
代わりに空間の取り方が大幅にゆったりしたものになり、座って本が読めるスペースが増えた。本棚も一般人の身長よりやや低いくらいになって視界が開けたものになっている。
かなり青山ブックセンターみたいなお洒落系本屋みたいなレイアウト。
本をやたら多く置くより、今年物故した作家特集で小松左京や北杜夫の本が並んでいたりとかテーマを決めてピックアップして並べる作りに変更している。

貸し出しは基本、人間ではなく自動貸出機で行う。
一ツ橋文庫所蔵本が禁帯出で並ぶ。飯島正著の「フランス映画」なんて戦前の本があったりした。
パソコンを持ち込める席とネット端末が当然増えた。

一階に書店が併設され、現在のところ谷川俊太郎、養老孟司、福岡伸一、佐藤優、いがらしみきお、萩尾望都、伊坂幸太郎、瀬名秀明、椎名誠、日野原重明が選んだ本の本棚というのが並ぶ。
萩尾望都の本棚に中井久夫の著書が何冊かあるのが目を引いた。
ただし、聞いてみたところ、図書カードは使えないという。

日比谷図書館の地下食堂といったら、ちょっと語り草になるくらいまずい、というかカレーが甘かったりしょっぱかったり、一度など味がついていないという摩訶不思議なカレーが出てきたことがあったくらいだが、一変して1000円を越すメニューが並ぶ。安いのは外にいくらもあるからか。

エレベーターがついたのはこのバリアフリー時代、当然でしょうね。


まだ工事中のところもあります。

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