prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「宮廷料理人ヴァテール」

2015年11月19日 | 映画
ルイ王朝の三日にも及ぶ饗宴を再現したのが何といっても見もの。その一方で裏方の事故死をヘンデルの曲「王宮の花火の音楽」に乗せて優雅かつ残酷に描いているシーンが冴えていた。

全体に色調が食欲を誘うのとあえて逆にしているみたいで、こういう飽食をモチーフにした映画はむしろ自然に食いすぎに批判的になるみたい。
あまりおいしそうに見えないのは監督のローランド・ジョフィがイギリス人のせいか(偏見?)。

現代の外交における晩餐会に置き換えても成立しそうなモチーフではある。






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