中学生から強度の近眼で、重くて厚いレンズの眼鏡に苦しんできたが、幸い、目は、近眼のほかに問題なく、84歳になりました。近年は屈折率の大きいガラスが開発され、メガネが軽く、コンタクトレンズの利用はしませんでした。
ところが、今年2月、84歳になってから急速に視力が落ちてきました。道で人に会っても誰かわかりません。向こうから挨拶されて、困って、「目が悪くなってどなたかわかりません。お名前は」と尋ねる始末です。先日は道路で段差に気付かず、転倒し、右手の甲を激しく打ってしまいました。骨折しなくて助かりました。家や庭で足元にものが散らかっていると、足をひっかけ、転倒しそうになります。
白内障です。もう限界と思い、11月19日、前立腺がんの治療で通っている横浜栄共済病院に眼科があるので、診てもらおうと思って相談しました。すると病院は、半年待たないと白内障の手術はできない、港南台の岡田眼科に行った方がいいと勧めてくれました。
この岡田眼科については、日限山4丁目に最近手術を受けた方がいて、設備がよく、医師も経験が豊かで手術は問題ないと教えてくれていました。
20日は、岡田眼科は定休日ということで、昨日21日、9時前、港南台行きのバスに乗って9時半ごろ岡田病院に着きました。驚きましたが、岡田眼科は、大規模な眼科専門医院でした。広い部屋に広い待合エリア、事務エリア、検査機器エリアがあり、この大部屋に診察室が5室並んでいました。白衣や薄い青色の衣類をまとった看護師のような人が大勢いました。雰囲気は広い工場の中に入った感じでした。こんな大規模組織的町の医院は初めて見ました。
初診ですし、すでに大勢の患者が来ていましたから待たされるだろうと思ったのに、診察が始まる10時にまず検査を行いますとの連絡がありました。どういう仕組みなのかと思いました。
10時になると大勢の白衣を来た人が、同時に大勢の患者をピックアップして、検査機器エリアに連れて行き、視力検査を行いました。検査が終わるとカルテは診察室前のカルテ受け箱に入れられます。すると診察案内の白衣を来た人が、次から次へと患者を診察室に案内していました。
私もすぐ呼ばれ、医師から1次診察を受け、白内障と診断され、瞳孔を開く点眼を受け、20分ほどで薬が効くと、再び検査機器で白衣を着た人から詳細検査を受け、次に医師から最終診察を受けました。白内障以外は問題ないということでした。
白内障の手術を受けたいと言うと、予定を組むことになり、担当が薄い青色の衣類を纏った人にかわり、手術日を決め、最後に血液の採取と心電図取りがおこなわれました。時計を見ると12時でした。10時から2時間、休みなく動いていた感じです。疲れました。しかし、効率よく、白内障の手術日が決まりました。来年1月下旬に手術をおこなうことになりました。2か月待ちです。
眼科だけを見れば岡田眼科の体制は、横浜栄共済病院よりはるかに充実していました。しかし、岡田眼科は、白内障など、技術開発で定型的な治療や手術になっていることはできるが、非常に対応がむずかしい難問に対応する力はなく、専門医がいる大学などを紹介するそうです。
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