1. 一番多く使用するのが、斜面の修復です。西洗公園には南西部の築山と、西側に広い面積の斜面があり、長年土が流出して、大荒れでした。日本古来の山林管理手法で修復中です。
2. 公園倉庫の前の広場の一角で、30㎡ぐらいの平面地を利用して腐葉土をつくっています。木枠などのしっかりした設備は設けず、ただの平面地に落葉を山のように置き、層状に踏み拡げ、米糠を混ぜ、水を十分撒き、上にブルーシートをかけ、重しを置いています。2か月ぐらい放置し、ひっく返して空気を入れ、腐葉土化を促進します。
3. 園内で芝生がはげるなどして土がかたくなった部分に大きな穴あるいは溝を掘り、落葉を入れ、上に土をかけています。降った雨は、この穴あるいは溝に流れ込み、土が自然に落葉に交じり、空気と水が保持されるので非常に早く落葉の腐葉土化がおこります。穴や溝の周辺土も養分、水、空気が混じったやわらかい土になります。
従来雑草が生い茂り、居場所、活動場所として利用されていなかった空間が公園南側と西側にあります。明るくて気持ちがいい場所です。2024.5から刈払機による雑草除去に加え、雑草抜き、躓きの原因になる枯れた木の根を取り除き、歩きやすい地面にならしています。多少残っていますが、芝生が生えていない部分が多い状態です。ここでは無数に穴をあける、無数に溝を切るという方法ではなく、広い面積、深さ30cm程度の穴を掘り、ここに落葉を入れます。落葉を山のように入れ、踏みしめます。それから上に土をかけます。12月現在、落葉が不足しています。大量の土ができます。この土は、上記1の斜面部の落葉が踏みしめられ、落ち着いてきたら上からかけるのに利用します。
本当に落ち葉を園内で処理処分できるかと疑問に思う人が多いと思いますが、西洗公園愛護会事務局はできると読んでいます。
芝生については目土入れを毎年行いたいと思います。土の流出部は早めに修復を行なうようにしたいと思います。
お金がかかる公園ではなく、維持管理が、町の人々にとって運動として健康にいい、楽しい、親睦になるといった公園にしたいと思います。
1. 安全、2. 清潔、3. 美、4. 町の人々の居場所・活動場所・避難場所としての効用、5. 公園維持管理体制の五つが西洗公園の必要条件と考えます。
(注)西洗公園には草花がないことがよく問題になります。横浜市・区公園愛護会は花壇の運用を重視していると思います。西洗公園では現在斜面部をおおうグランドカバーの実験を行っています。愛護会にはまだ2名ですが、草花担当がいます。今後、公園草花論をこのブログで取り上げる予定です。
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