何か良い事…Something good

一口馬主生活の喜怒哀楽

7月21日

2010-07-21 21:38:36 | 一口馬主
今日はちょっぴり切ないお話です。 


今から3年前、2007年7月21日の新潟・日本海Sで
愛馬ジャガーノートは星になりました。


レース中の事故でした。


左前脚第1手根骨粉砕骨折
 

それがジャガーの怪我につけられた名前です。


主人は大阪に出張中、私は知人に誘われて
渋谷でイベントに参加中の出来事でした。


「虫の知らせ」って確かにあるんです。


その日は朝から何か「嫌な感じ」が付き纏っていました。

レースの発走時間が近付くと、
その「嫌な感じ」はどんどん高まって行き、
発走時間の間際にはピークに。 

「とにかく無事にレースを終えますように
目を瞑って祈る私を見た知人が、
「どうしたの??」と尋ねました。
私は、「今、愛馬が新潟で出走するから、
とにかく無事にレースを終えて欲しいなと思って」と答えました。

競馬を知らない知人には、
さぞかし大袈裟なことと思われたでしょう。
「レース中の事故は生命に係わる」ことを簡単に説明すると、
自分の言葉で余計に不安が募ったのを覚えています。 

会場は携帯の電波が受信できなかったため、
イベント終了後の4時過ぎ、電波が届くところに出て、
一番にJRA-VANで結果を確認。
すると「競走中止」の文字が…。

いてもたってもいられず、すぐにクラブに電話。

「予後不良」とのお答えでした。


後は知人と別れて、家に帰るまでの電車の中でも
涙がとまりませんでした。
家に戻った途端、大人になって初めて声を出して泣きました。

一晩中、ワァワァと声をあげて泣きました。


生涯成績 4-1-0-0-1-3

3歳10月の府中のスーパー未勝利で勝ち上がって
休養を挟みながらの4連勝。
勝った時のパフォーマンスは圧巻で、
この先、どれだけ強くなるんだろうっと夢を見させてくれました。

ジャガーの事故から約1年後の7月19日に、
愛馬ティーマックスが新潟の未勝利戦に出走。
主人と二人で応援に行きました。
(ティーマックスは私達の前で見事優勝してくれました

私は、5歳で亡くなったジャガーのために
白いバラを5本、花束にして、
主人は「人参」を5本買って行き、
新潟競馬場の馬頭観音に供えてきました。


毎年、この時期に「日本海ステークス」の名前を聞くと、
今でも少し胸がチリチリします。

愛馬の応援をする時、
私はいつもお空のジャガーにお願いします。

一緒に見守ってね
頑張って走るようにちょっとだけ背中を押してあげてね

ジャガーみたいな事故にならないように、
愛馬だけではなく競走馬が皆、
無事にレースを終えられますように。


今日、7月21日は、そんな風にジャガーノートを思い出す一日です。
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