何か良い事…Something good

一口馬主生活の喜怒哀楽

能登半島紀行 観光編の3

2010-04-26 23:33:07 | 日記
それでは玄関を入って屋敷内部の説明です。





役人の仕事場
格子戸越しに、罪人の取調べや、町人からの陳情を聞いたとか。

その「格子」ですが、断面が長方形ではなく台形で、
外側が台形の底辺、内側が台形の上辺となっていて、
中から外は見えても、外からは見えにくい工夫が施されています。
(町人は武士の顔をまともに見ることも禁止されていた為です





謁見の間
大武台玄関から上がった正面のお部屋。





控えの間
お殿様が旅装を解いたお部屋。
旅の長持ちや行李が。





こちらは当時のお侍の裃。
当時の平均身長が低かった為、まるで子供用に見えます。





御次の間
お殿様の普段過ごされるお部屋。





御座の間
お殿様の寝所です。
左奥の床の間はどんでん返しになっていて、
裏に「侍隠しの間(3畳)」が。
家臣が寝ずの番をした場所です。





釘隠し
兎の形をしています。





寝所奥の廊下から眺めた中庭。
敷地全体が海がめの形をしていて、
この縁側は亀の首に当たっており、
中庭が頭の部分になるのだとか。 
釘隠しと敷地が「兎」と「亀」になっているなんて、
何か不思議ですネ。





山岡鉄舟の書
鉄舟がこちらに宿泊させて貰った時にお礼に書いていった書。
「間有趣」 ゆとりを持つのは良い事だ 
っというような意味だそうです。

この他にも、屋敷の中には色々見所&意味があって、
例えば、町人用の床と、武士用の床の段差が15cm程ありますが、
その差は決して越えられないものらしく、
俗に言う「敷居が高い」とはここから来ているのだそうです。





隣接されている資料館の中に飾られた、喜多家の家紋。
元は米蔵だったところですが、米蔵の床が抜けたので、
同じように復元して資料館にされていました。
とても立派で見応えあるものでした。

ご当主のお話がとても興味深く、面白かったので
あっという間に時間は過ぎてしまいました。

次は千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイを通って昼食場所へ。 ~ 続く ~
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