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一口馬主生活の喜怒哀楽

2015 夏の牧場見学 ~ 社台F・前編 ~

2015-08-26 23:25:21 | 牧場見学
そば哲が混んでいたので思いのほか時間が押しましたが、
約束の10分前に社台ファームへ到着。

実は、社台ファームへと急いでいると、前方に白い煙がモクモクと。
「あれ、まさか火事じゃないよね?」とか話していたのですが、
その内、消防車のサイレンが聞こえて来て…。

何とその、まさかの「火事」でした。
それも、社台ファーム内での出来事で、二度ビックリ。(笑)
後程、聞いた話によると、堆肥小屋が火元だそうです。
堆肥を自然発酵させていると発酵熱でボヤが起きることがあるそうで、
見学中、近くを通るとかなり焦げくさく、まだ完全に鎮火していませんでした。
その割に、隣接している放牧地では馬達がのんびり草を食んでいましたので、
「馬ってあまり火を怖がらないのかな?」と、ちょっと不思議な感じでした。

さて、見学の本題です。
ここでは4歳・3歳の休養馬と2歳の牧場居残り組、1歳愛馬5頭と、
総勢、11頭の見学です。
長くなりますので、前後編に分けて書きたいと思います。


最初の厩舎ではグリーン4歳牡馬1頭。

シュテルングランツ(父:ステイゴールド・4歳・グリーン)



馬体重504キロ
直線で15-15の調整。
本来なら芝のレースが見てみたいシュテルングランツですが、
やはり脚元の関係でダートを使われているようでした。
気になったのは蹄。 ちょっと先がボロボロ欠けていて、「弱いのかな?」と。
それは脚元とは関係ないと思いますけどね。
馬体は黒光りして古馬の迫力があり、体調も良さそうでした。



4歳牡馬でもまだまだ子供っぽいシュテルン。

さて、モデル立ち写真を撮影している時、なかなか顔を上に上げず、
主人が困っていると、遠くの方から馬の嘶きが聞こえます。
っと、シュテルン、スッと首をあげて嘶きが聞こえた方をジッと見つめる。
「どこかの馬がナイス・アシストだね~」と笑っていると、ご案内のAさんが、
「これ、スマホのアプリです。 馬見の時に使えるんですよ」と。
何と、馬の嘶きはAさんのスマホから発せられたものでした。
で、このアプリ、ほぼ全馬の撮影で大活躍! 世の中、便利になったものですね!


厩舎を変えて今度は1歳牝馬3頭。

エロージュの14(父:ヴィクトワールピサ・1歳・社台RH)



馬体重469キロ(募集時434キロ・35キロ増)
夜間放牧継続中。
本格的な育成厩舎ではありませんが、既に鞍付けは終了し、
ドライビングを行っているとのことです。(後の2頭も馴致の進み具合は同じです)
まず、出て来て思ったのが、「これ、1歳牝馬??」です。
雄大な馬体と言えば聞こえは良いのですが、大きくなり過ぎが怖い感じ。
1月生まれですし、募集時から大きかったのですが…。
っていうのも、朝一番で訪れた社台SSで、
「ヴィクトワールピサ産駒は大きくなる仔が多い。 出資するなら小ぶりな方が良い」
と言われてきたばかりで。
このまま大きくなり続けたらちょっと怖いかも…と思いましたよ~。
サイズ以外は全く不安なく、体調も良さそうだったので何とかこれ以上、
大きくならないことを期待したいですね。


サプレザの14(父:ディープインパクト・1歳・社台RH)



馬体重427キロ(募集時398キロ・29キロ増)
馴致はエロージュの14と同じで、夜間放牧継続中。
エロージュが大きかったので、サプレザは小振りに映りましたが、
募集時から30キロ近く増えて、順調に成長中でした。
体調面でも何も問題なく、気性的にも悪さをするタイプではないので心配なさそうです。
歩かせると柔らかみのあるバネの効いた歩様で良い感じ。
2年後の桜の舞台で会いたいな~っと妄想が止まりません。(笑)
ディープ産駒ですから、速いところを始めるとガラッと変わる場合もありますが、
それでも、今の時点ではテンション面の心配もなく、凄く可愛かったです。


フレンチビキニの14(父:ローエングリン・1歳・社台RH)



馬体重451キロ(募集時416キロ・35キロ増)
馴致はエロージュの14・サプレザの14と同様で、夜間放牧継続中。
ツアーの時は「漆黒の馬体」というイメージでしたが、出てきた仔は「焦げ茶」。
本当に同じ馬??っとか思っちゃいましたよ~。(笑)
そのことをAさんに聞いてみると、
「馬も日焼けするんですよ。 多分それで色が薄くなっているんじゃないかと」とのこと。
馬も日焼けするんだ~っと妙に納得したのでした。
まだ、この厩舎に移動してきて3日目とのことで、ソワソワして落ち着きない印象。
でもね、上の2頭も同じく移動3日目だったので、やっぱりこの仔の特徴でしょう。
そして、大活躍の馬の嘶きのアプリなんですが、他の仔の場合はアプリの声を聞くと、
耳を欹てて、注意力を発揮し、動きがピタリと止まるんです。
それなのにこの仔は、アプリの声が聞こえると、嬉しそうに自分も鳴いてお喋りする感じ。(笑)
何だか可愛い一面でした。


厩舎を移して1歳牡馬1頭。

エアトゥーレの14(父:ダイワメジャー・1歳・社台RH)



馬体重424キロ(募集時389キロ・35キロ増)
牡馬では小柄な部類でしょうが、35キロ増やして424キロ。
5月生まれですから、今後の成長も見込めますし、ちょうど良いのでは?
まだ、育成前の厩舎ですので、夜間放牧のみで元気に過ごしています。
馴致は育成厩舎に移動してから…とのことで、恐らく秋のツアー後の移動でしょう。
馬体は相変わらずの好馬体で、筋肉の質が良さそうに感じます。
順調なら、普通に楽しませてくれると思いました。
性格はメジャー産駒らしいきつさがあるようで、レースに行っても根性を発揮してくれそう。
戸田先生も頻繁に足を運んでいるとのことで、随分期待してくれているようでした。
ただね、あんまり溺愛されちゃうと、それはそれで弊害が出てきそうなので、
ほどほどでお願いしたいところではありますがw(苦笑)





とにかく、募集時からのバランス良い好馬体は健在で、楽しみな愛馬です。


頭数が多くなりましたので、一旦、ここで中断です。


2015 夏の牧場見学 ~ 社台F・後編 ~ へ続く。
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