お花見あれこれ

今年は随分、待たされた感のある桜が今、見頃です。
やっぱり４月の初めは桜が咲いてこそ、季節を感じられるものですよね？

まだ蕾も固かった３月の半ば過ぎ、朝のワイドショーで
「お花見」についての豆知識を仕入れました。

出勤前の身支度の合間の聞きかじりなので大した情報ではありませんが、
「ほぉ～！」っと思ったことを書き連ねます。


まず、元々は神聖な儀式（神に豊作を祈る）だったお花見を
庶民の「楽しみ」にしたのは、八代将軍・吉宗だそうです。
桜の花を全国に植樹し、お花見を楽しむことを許したことで、
庶民たちの不満をそらす意味があったとのこと。

暴れん坊将軍！　ただの暴れん坊じゃないとこが素敵です。（笑）

江戸時代では庶民がドンチャン騒ぎをすることは禁じられていましたが、
お花見の席に限り許されることで、庶民たちに楽しみが広まったようです。

その頃から出現したお花見団子。
串に３色の団子がささっているお馴染みのものですが、
その３色の意味は、白が過ぎ去った「冬」を、
ピンクが現在の「春」を、緑が来るべき「夏」を現わしているそうです。

へー！　そうなんだ。
何気ないお団子の色にも「意味」ってあるもんですねぇ。

で、今現在、日本で愛でられているソメイヨシノは、
単体で繁殖することができず、全て接ぎ木して植樹されたものだそうです。
それもほとんどが終戦直後に植えられたようで、
ソメイヨシノの寿命が６０年前後ということを考えると、近い将来、
ソメイヨシノのお花見はできなくなるかもしれないとのショッキングな情報が！

「春」の風景に欠かせないサクラがなくなってしまうなんて、
想像すらしていませんでした。

入学式や、それこそ桜花賞の舞台に桜の花びらが舞い落ちていないなんて、
クリープのない珈琲どころじゃありませんよね？！

今からでも、何か打つ手はないのでしょうか？
ある程度育った樹に接ぎ木するとか、何かしないと「お花見」が、
っていうか日本の国花がなくなっちゃうかもしれません。


さて、先週末からせっかく見ごろを迎えた桜の花ですが、
今週半ばの花散らしの雨で週末まで持たない可能性が高いとか。
見事な桜並木をの下を花びらの舞い散る中通勤すること、
そんな当たり前のように思っていた春の風物詩を、
あと何年続けられるんだろう？と、ちょっぴりセンチメンタリズムです。