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一口馬主生活の喜怒哀楽

エリモシックの忘れ形見

2014-08-09 11:16:24 | 募集馬ドラフト
97年のエリザベス女王杯でダンスパートナーをクビ差差し切り優勝した
エリモシックが6日、余生を過ごしていた牧場で亡くなったそうです。

こういう名馬の死亡記事を読むたびに、当時の想いが甦って来ますね。
亡くなったエリモシックには心から哀悼の意を表したいと思います。


エリモシックは私が競馬を見始めた頃(初出資馬が96年産でした)のGI馬で、
自分にとっては応援していたダンスパートナーや、ファビラスラフイン
好勝負を繰り広げたライバル馬という形で記憶に残っています。
が、その競走成績とは裏腹に、繁殖としては目立つ活躍馬を出せていません。

競走年齢に達した産駒7頭(1・2歳を除く)の内、JRAで勝ち上がったのは3頭のみ。
牡馬では3番仔で父がサンデーサイレンスのサイレンスゴールド(セン)が3勝し、
6番仔で父がキングカメハメハのダノンエリモトップが4勝しオープンクラスで、
それぞれが本賞金を5000万以上稼ぎました。
牝馬で唯一勝ち上がったのは、4番仔で父がタイキシャトルのファストパス
こちらはスーパー未勝利で勝ち上がるも、500万クラスでは頭打ちという成績でした。
勝ち上がれなかった産駒も、ブライアンズタイム、トニービン、ダンスインザダーク、
シンボリクリスエスと、当時の期待の種牡馬を付けられての結果です。
母の競走成績からしたら期待外れと言わざるを得ないですよね?

で、そのエリモシックですが、繁殖として最後に生んだのが13年産のワークフォース牝馬。
これ、グリーンファームで現在募集中なんです。

産駒達の成績を見ると出資し辛いですし、何より、馬体重が「未計測」で、
その他の測尺からしてもかなり小さいことが推測されます。
提供牧場がハシモトFということは、育成場も社台グループ外になる訳で。
どう考えてもスルーするのが妥当と思われるのですが、ラストクロップで忘れ形見、
募集開始直後に母が亡くなるなど、心情的に応援したくなる要素は満載です。
育成さえ順調なら、募集締め切りギリギリまで様子見して出資っという選択肢もあるかも!
例え出資に至らなくても、ずっと応援したいな~と思ってしまいますね。


さて、下の2枚の写真は今年、2つのクラブで募集された従姉妹同士になります。


エリモシックの13(父:ワークフォース)



牝1歳 黒鹿毛 4月9日生まれ
美浦: 和田正道厩舎 予定  募集総額: 1600万円

募集時の測尺  未計測  149cm  163cm  18.5cm


エリモピクシーの13(父:ディープインパクト)



牝1歳 青鹿毛 4月24日生まれ
栗東: 音無秀孝厩舎 予定  募集総額: 7000万円

募集時の測尺  388kg  151.5cm  168cm 19cm



やはり従姉妹ということで、どことなく雰囲気が似ていますよね?
っていうか、カタログの写真よりもDVDの立ち姿がもっと似ているんです。
方や募集総額7000万円で東サラの1次募集で満口確実(ですよね?)、
方や募集総額1600万円でグリーンで2歳まで様子見可能(と思われる?)、
どこでこんなに差がついてしまったのか、募集馬の命運なんてわからないものですね。

競走成績で逆転できれば、それはそれで痛快なのかもしれません。
あっ、でもピクシーには出資するつもりなので、本当にそうなったら困っちゃいますけどw(苦笑)
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