マダムジュリーの場合

脱・筆不精&不デブ症

トリニティ教会のクリスマスイブのミサ

2010-01-21 | 北米
ウォール街のクリスマスツリーを見ていた時、
どこからか素敵な鐘の音が・・・

あーー、あそこからだわー

つきあたりにあった教会。
吸い寄せられるように、中に入った。

入り口で式次第を渡される。


そうか、今日はクリスマスイブなのだ。
これから特別なミサが始まろうとしている。

無宗教の我々が参加するには、はばかられるので、
雰囲気だけ味わってミサが始まる前に
失礼しようという予定だった。

ところが、続々と信者さんたちが入ってきて、
あっという間に座席は埋まり、そして
式次第の予定より30分も早くミサが始まった。

次々とショーのように進行されるミサ。
式次第に楽譜が載っていたので、賛美歌を一緒に歌うことができた。
歌詞なんてどうだっていいのだ!
「ラララ~♪」であ~る。

途中、正面の壁面の上に星が光った。


私、日本の神社仏閣で祈る時は、身内のことしか祈らない。
でも、ここでは『世界の平和と世界の子どもたちの幸せ』を
祈っている自分に驚いた。

ついに、2時間近くあったミサの最後までいた。
まさかこんなクリスマスイブの過ごし方をするとは思ってもいなかった。

ナビパパも
「最高にクリスマスらしい時間が持てたね。」と大満足。


この教会が、グランドゼロの近くのトリニティ教会で
この日のミサが、ローマ法王の関係で、例年より早く始まった
ということを、私たちは後から知ることになる。

これは、導かれたんだなぁーーと素直に思えた。

私たち家族は、2001年、あのテロのわずか2週間前に
ワールドトレードセンターに行っている。
あの出来事は、ずーーっと心のすみに暗い影を落としていた。
そのグランドゼロの近くの教会で、
世界中の人たちと祈りの時間を持つことができた。
なんだかとっても嬉しかった。



祈りに、国籍も宗教も関係ないのだ

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