たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

徘徊する好奇高齢者の「思考の整理学」

2020-11-08 12:57:47 | 本・読書
82歳半ばの徘徊爺です。
健康維持のために毎日90分、数キロを徘徊します。
道野辺の熟知している道です。
帰れなくなることはありません。



歩くことは足の裏から脳味噌に刺激が上がって、
知的老化防止に役立つ(ボケない)と信じています。
徘徊中はいろいろ過去のこと、先のことが、
脳内でスパークします。ほとんど老人の妄想です。
整理して記録するような思考ではありません。

思考と言えば、今年7月に96歳で亡くなられた、
外山滋比古さんの名著「思考の整理学」という本があります。
東大生、京大生が必ず読むと言われ、
読まなかった人は「若い時」読めばよかったという、
30年以上も前に書かれた著書です。



先日、何時もの図書館に立ち寄った際に、
大型活字のコーナーに同書があったので、
借り出してきました。
内容は多岐に渡り、思考から知識へ、そして学理構成へと、
収斂させていく方法論が展開されていました。



たにしの爺が現役時代に読んだこの種の本は、
野口悠紀雄さんの『「超」整理法』でした。
外山さんの「整理学」は40年前の本ですが、
コンピューターにも論考しておられています。
現代の情報化社会の思考にも役立つ内容でした。

徘徊老人の「妄想整理」にはちょっと無理かな~??
高校生の二人の孫に読むようにメールしたが、
まず、読まないだろうな~~。



なお、たにしブログの熱心な応援者で雨曇子さんの日記に、
お会いした時の記憶として「外山滋比古先生と八丁味噌」
という | エッセー」書かれていたことを記憶しています。