たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

GOTOトラベルで東北旅行⑤女将の心が生きる、夏油温泉美人の湯・瀬美温泉

2020-11-19 11:34:20 | 国内旅行
夏油温泉郷の瀬美温泉にチェックイン。
新館「桐の花」のお部屋に案内されました。
窓のすぐ先には「夏油川」が紅葉に染まっています。
案内してくれた女性が「温泉について」説明してくれました。





この温泉「美人の湯」は、
天然保湿成分メタケイ酸」がたっぷりと含まれて、
「化粧水のよう」なトロリとした肌触りの温泉が自慢です。
3種の泉質の異なる源泉100%掛け流しの、
天然温泉が楽しめますと案内してくれました。



まず「美人の湯」その後「長寿の湯」で疲れをいやしてください。
「夢の湯」は少しぬるめですので、お休み前にゆっくりと入ると暖まりますという。




部屋からの眺め

早速、二つの階段を上がって宿の一番上にある「美人の湯」へ。
なるほど老人のお肌にも、しっとりする湯ざわりですよ。
温度もちょうどよく、長湯になりそうです。
窓からは紅葉の山斜面が見えています。


館内の空間には女将の心が生きるインテリや花が挿してありました

石で仕切られた「混浴露天風呂」がありますが、
コロナ対策とかでお湯が張られていません。
残念ながら「枯山水」ならぬ「枯れ混浴風呂」でした。



次に「長寿の湯」です。なるほど「美人の湯」以上に、
とろみ感がって、湯量も豊富です。
露天の「四季の湯」にも繋がっています。
露天に移る際には、
老人は「ヒートショック」が心配になります。
心臓にタオルを当てて冷気を一気に当てないよう、
自分への「危機管理」も大切だと思っています。



岩手産の食材で彩られた夕食の会席膳。
メーンは「前沢牛」の陶板焼きです。
軟らかくて、さすが全国ブランド肉だと納得しました。



全体に前夜の宿の会席膳が「硬質感」だとしたら、
今夜の会席膳は「やさしさ感」があります。
女将も挨拶に現れました。

宿の案内によると――女将のモットーは、
「笑顔で迎えるやすらぎの我が家へ、ようこそ。」
とのことです。宿の各所には、
心やすらぐインテリアや花が挿してあります。
館内を彩りが客人を癒しの空間に誘ってくれます。


本館ロビーの売店

寝る前に二人で貸し切り状態の「ぬるめの夢の湯」へ。
まるほど、とろりと包まれているような体温感の湯です。
「いいな~」と言いながら部屋に戻って(^o^)ノ < 。

夏油川 美人の湯に散る紅葉(たにしのあぶ句)


本館ロビーの売店

5時に目覚めた私は「長寿の湯」へ。
誰もいない今朝の封切り湯船につかりました。
私の入浴ルールで膝まで入れて、腰まで沈めて、
腹まで入り、最後に首までつかり手足を伸ばします。
「ああ、極楽極楽」長寿の湯。


私たちが止まった新館「桐の花」

朝食では女将にコーヒーまで淹れていただきました。
一休みして今度は「美人の湯」へ。堪能しました。
同輩さんは「長寿の湯」と露天「四季の湯」に入り、
溜息しながら「堪能した~」と戻ってきました。

1日目の「大沢温泉」2日目の「瀬美温泉」。
「温泉宿はしご旅」いったい何回、に入ったのだろう。



9時30分チェックアウト。
女将さんの見送りを受けながら送迎車で北上の駅へ。
乗客は私たち二人だけでした。一便しかないので、
他のお客さんはみな、クルマでの移動なんだ。



今日は北上駅から東北本線で仙台へ移動する。
途中の観光は「塩釜神社」参拝の予定です。